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←その1 そうやって一週間ほどを共に過ごし――若ほむ、若白まどに育った二匹は、そうなるのが当然のように、群の新たな番となったのだった。 そして更に一週間後―― 若ほむ「ホヒュー……! マドカァ!! マドカァァァァァァーーーーーー!!!!」 ポトッ ポトポトポト…… 仔ほむs「ホミャァァァァァーーーーー!!! ホミャァァァァァーーーーー!!!」 若白まど「マドッ! ホムラチャン!」スゴイヨ!ホムホム! 若ほむ「ホムホムゥ! マドカァ!!」マドマドノオカゲダヨ! 仔ほむs「ホミィ♪ホミャミャー♪」オカーサン♪ 若白まど「マドマドォー ///」コドモタチ/// 若ほむ「ホムホムー ///」カワイイネ/// 見事初産を終え、歓喜に震えるほむほむは、番のまどまどと、愛しい我が仔たちを抱く。 その中に―― 仔りぼほむ「ホミャァァァァァーーーー!!」 一匹だけ、可愛らしい仔りぼほむがいた。 まるで、出会った頃の、天使のような仔白まどに瓜二つの仔りぼほむ……若ほむは、一週間前の告白を思い出していた。 どうして自分にここまで尽くしてくれるのか。 かねてからの疑問に、若白まどは観念したように口を開いた。 若白まど「マド、マドマドォー……」ポロポロ かつて、人間の下で飼育されていた時には、仔りぼほむの妹が居たこと。 その妹は、人間から逃げ出す際に、命を落としてしまったこと。 出会った頃の若ほむの姿に、幼くして命を儚くした妹を重ねてしまったということ。 全てを告白した若白まどは、うなだれたまま、今は若ほむ自身を好いていることを静かに付け加えた。 若ほむは後悔した。 若白まどの献身を一瞬でも疑ったことを詫びて、しっかりと抱き合う。 若ほむ「マドカァ……♪ ///」スリスリ 若白まど「ホムラチャン……♪ ///」スリスリ 発情期を迎えていた若い二匹の心は、愛情を火種に燃え上がっていく。 若ほむ「マドカァ/// マドカァァァーーーーーー///」ハァハァ スカートペロン 若白まど「ホムラチャン/// ホムラチャァァァーーーーン///」ハァハァ ギンギン ズチュズチュ カクカク パコパコ ドピュドピュ ――この日、晴れて二匹は番となったのだった。 番である若白まど、その愛の証である仔ほむたち、運命的な誕生をした仔りぼほむ。 まるで全てに祝福されているかのような幸福感の中、若ほむは思った。 もう何も恐くない――と。 仔が生まれ、一家となったほむほむたちの居住区は騒がしい。 子育てに忙しい親ほむは勿論のこと、親白まども餌を探して引っ切り無しに飛び回ることになった。 だが、仔ほむの手も借りたいほど忙しい毎日も、愛すべき家族に囲まれていれば幸せな日々である。 この日も、親白まどは人里に餌を探しに飛んでいき、親ほむは子供たちとお留守番。 じゃれついてくる仔ほむたちのの遊び相手をしている時に、それは起こった。 仔ほむs「ホミャミャァ♪ホミャ……ホ?」 親ほむ「ホム?……ホムホッ! ホッ! ホッホ!」ケホッケホッ 煙だ。 何かが燃え出したのか、薄白い煙が、凄まじい勢いで巣の中に充満していく。 ほむほむs「ホムホッ! ホムホッ!」ゴホッ! ゴホッ! ほむほむs「ホムゲェッ! ホッ! ホゴフッ!」ゴホッ! ニゲロォー! 火はもちろん、繊細なほむ種にとっては少量の煙も大敵だ。 思考を落ち着かせる余裕もなく、半ばパニックに陥りながら、仔ほむたちを抱え、必死に巣の中から逃げ出していく、群のほむほむ。 そうして我先にと巣から飛び出す、ほむほむたち。 それらを―― 男1「はい、ごあんな~い!」ヒョイッ 男2「オーライオーライ! よしキャッチ」ポイッ ほむほむs「ホッ!? ホビャァァ!!」 薄汚れた作業着の男たちが、無造作に、それでいて手慣れたような正確さで、ケージに放り込んでいく。 男3「大漁大漁っと。煙で燻り出すだけでいいなんて、楽なもんだな」 男4「あんまり気ィ抜いて逃がすなよ? 余計な傷もつけねーよーにな」 ほむほむs「ホムッ!? ホアァァァァ!?」 男2「分かってるって。結構多いな、何匹いるんだ?」 ほむほむs「ホビャァァァ! ホビャアア!!」 事態に気付いて、ケージの中で暴れだすほむほむたちだが、もはや逃れることは叶わない。 男1「まさかこんなに居るなんてな。希少種を泳がせておいた甲斐があったってもんだぜ」 やがて、いくつものケージに分けて全てのほむほむたちを収納し終えた男たちは、輸送用のトラックに詰め込んでいき、この場を後にしたのだった。 輸送を終えたほむほむたちが放されたのが、この、人間たちが『控え室』などと呼んでいる巨大なケージだった。 天井こそ開けているものの、壁は高く、頑丈な造りで微動だにしない、さながら猛獣の檻である。 詰め込まれたほむほむたちは、しきりに騒ぎ、暴れ、壁を登ろうとするもの、愚かにも壁に体当たりを繰り返すもの、様々だった。 ほむほむ17「ホムッ! ホムァァァァァアアア!!!」 ほむほむ48「ホムゥゥゥ!」バタバタ ほむほむ125「ホッ ホッ ホビャァァァァ!!」ヨジヨジ ヒュー ビタンッ ほむほむ221「ホムホッ! ホギィィィィィ!!」テテテッ ベチンッ 猛獣に比べれば、それのなんと可愛らしいことか。 そして、その檻の中には、あの親ほむの姿もあった。 親ほむ「ホム、ホムゥ……ホムホ」 仔ほむs「ホミャァ♪ ホミャ?」 仔りぼほむ「ホミィ……?」 どうやら、仔ほむの数を数えていたらしい。 仔ほむたちが全員揃っていたのは、果たして幸運といえるのか…… →その3
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山田町支援者向け情報 index 義援金 山田町ボランティアセンター 岩手県社会福祉協議会 山田町ボランティア 支援物資 ・Amazon ほしいものリスト:支援物資(山田町公式あり) ・文部科学省 子どもの学び支援ポータルサイト:支援物資 ・ふんばろう東日本プロジェクト:支援物資 ・おばちゃんのきもちプロジェクト:こどもたちに夏服バッグを ・ボランティアプラットフォーム:支援物資 ・Twit for you:支援物資 ・岩手発被災地支援情報サイト:現地の声 支援活動 ・こどもちゃれんじ:被災地支援活動①山田町 ・NPOいわて郷プロジェクト/マブリッドキバ:支援報告 ・LIGHT UP NIPPON 被災地に花火を ・被災地にお花を届けるプロジェクト ・震災前の山田の写真を写真集に 義援金 山田町義援金口座 受取人口座名義 山田町大地震災害義援金(ヤマダマチオオジシンサイガイギエンキン) 銀行名 岩手銀行山田支店 北日本銀行山田支店 預金種目 普通預金 普通預金 口座番号 2036476 7014003 山田町ボランティアセンター ボランティアセンターからのお知らせ 山田町社会福祉協議会では、県内外のボランティア団体、NPO、社会福祉協議会の協力を受けながら、災害ボランティアセンターを設置しています。みなさん応援をお願いします。 B G山田海洋センター 岩手県下閉伊郡山田町船越9地割-10-1) 電話番号(センター本部) 090-8353-0032 090-2853-5794 ★★ 事前申込み開始 ★★ 事前申込み開始のメール受付を開始します。申込書に必要事項を記入し、以下のアドレスに送信してください。shienp008@shien-p-saigai.org公式ブログ ボランティアセンターからのお知らせPDF 岩手県社会福祉協議会 山田町ボランティア 【岩手県災害VC】山田町で活動するボランティア募集 東日本大震災の被災地支援として、山田町内で土砂撤去作業および写真洗浄作業等を行うボランティアを募集いたします。現地山田町までは貸切のボランティア送迎バス(ボラバス)を下記の通り、運行しますので、多くの方々のご参加をお願いいたします。 ○○申込先(受託)○○ 参加する場合は、必ず、下記の名鉄観光サービスまで事前の申込連絡をお願いいたします。 事前予約なしの当日参加はお受け出来かねますのでご了承願います。 名鉄観光サービス㈱盛岡支店 【TEL】019-654-1058 ※お電話でのみ受け付けております ☆申込受付時間 平日(月曜日~金曜日):午前9時から午後6時 土曜・日曜:午前9時から午後3時まで 当日緊急連絡先:080-1552-3578(担当:斉田) ※緊急連絡先でのお申込は受け付けておりません ※募集終了後の土日の対応は出来かねますのでご了承ください 1.期日 8月2日(火)、3日(水)、9日(火)、10日(水) ※各日とも定員40名、先着順です。 2 集合場所 盛岡駅マリオス1階正面 6時40分 発車時間:6時50分出発 ※発車時間10分前に集合願います。 ※盛岡駅周辺に無料駐車場を用意しましたので、下記アイコンより地図をご覧ください。 ※以前、駐車場として利用していた「ふれあいランド岩手」の再開に伴い、駐車場の利用はできませんので、ご理解をお願いいたします。 3 日程 6:50 盛岡駅マリオス 発車 10:00 山田町 到着 作業開始 15:00 作業終了 16:00 山田町 出発 19:00 盛岡駅マリオス1階正面 到着・解散 ※現地の状況により、時間にずれが生じる場合があります。 4 活動場所・内容 活動場所:山田町 ※当日、現地災害ボランティアセンターに到着時、現地の活動場所をお知らせします。 主な活動内容 町内の、土砂等の撤去作業、写真の洗浄作業等 ※泥汚れが充分想定されます。合羽等を準備し 着用され活動されるようお願いします。 ※天候等の事情により、活動時間の短縮または 中止となることがありますので、予めご了承願い ます。 5 持ち物・装備等 昼食(飲料水)、作業着(暑さ・怪我対策のため薄手の長袖長ズボン)、合羽、長靴(安全靴)、ゴム手袋・軍手、帽子、身分証明書(運転免許証等)、作業後の着替え等 ※釘の踏み抜きなどの危険も有り安全靴や鉄板入り 長靴の用意が望ましいこと。 ※ご希望に応じ500円で当日の昼食をご準備 致します。(おにぎり弁当に飲料)料金は当日集金いたします。 ※気温が上昇しておりますので、熱中症にご注意ください。 6 ボランティア活動保険 現在の居住地または最寄りの社会福祉協議会にて 天災Aプランに加入し参集するようお願いします。 ※被災地でのボランティア活動中の万が一の事故に 対しての補償保険費用です。 7 募集人員 定員40名 (申込み先着順) ※各日とも定員になり次第、締め切り。 8 主催 岩手県災害ボランティアセンター 支援物資 山田町物資センター(山田町公式) ・【被災地】山田町災害対策本部(物資センター)への支援物資 8月8日15時現在 (Amazon) 最新情報は上記リンクよりご確認ください。 プロバスター ハエとりリボン 5個 ナチュロン ボディソープ 880ml ハタヤ シンサンデーリール C-30 C-30 キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) フォールスターサンダル トイレの置き型ファブリーズ うっとりリッチアロマ 130g スリフト トイレブラシケース付 植毛 WH トイレの置き型ファブリーズ もぎたてベリーバスケット 130g ファーファ 柔軟剤 濃縮 ドバイ 本体 600ml バポナ90日 三鈴(中巻)墓参用線香2束入 ズビズバ バススポンジ Eco Cool 敷パッド 22563 ML2 シューズクリーナー ヘラ付 B 貝印 bi-hada T型+L型セット タジマツール カッター グリA LC360YBL ごきぶりホイホイ デコボコシート 5セット*2パック ステンレスつぎたし伸縮竿 STN-4 ごきぶりホイホイ デコボコシート 5セット*2パック 山善(YAMAZEN) 3段カラーボックス ホワイト GCB-3(WH) スチールウール #00 コロコロハイグレードSC強接着 本体S C4750 MORY ステンレス 組立式ものほし台 プローベース付き S7-3BU ステンレスつぎたし伸縮竿 STN-4 掃除機紙パック 各社共通タイプ 10枚入 アルゴ L 万能カゴ グリーン アルゴ L 万能カゴ ホワイト ステンレスつぎたし伸縮竿 STN-3 SANWA SUPPLY TAP-EX203N 電源延長コード 3m TIGER マイコン電動ポット 2.2L アーバンホワイト PDK-G220WU トンボ タライ 50型 コロコロハイグレードSC強接着 本体S C4750 日東(NITTO) 折りたたみフラット台車『快走くん』 ブルー トイレの置き型ファブリーズ もぎたてベリーバスケット 130g トイレの置き型ファブリーズ うっとりリッチアロマ 130g フロッシュ オレンジクリームクレンザー 500ml ステンレス・陶器等用 トンボ 洗濯板 SANWA SUPPLY TAP-EX203N 電源延長コード 3m レック 激落ち フローリングワイパー お買い得3点セット S-359 玄関マット 若草ユニットホーム400 #3 シチズン 電子体温計 CT-412 パール金属 エスタジオ 水切りバスケット デッキブラシ ナイロン パール金属 パートナー ステン 深型 ボール 4点セット パール金属 レイール 深型 ザル 3点セット H-5336 トンボ タライ 36型 40型 クイックルワイパー ドライシート 40枚入 クイックルワイパー ファーストケア 滅菌ガーゼ タイプ 子どもの学び支援ポータルサイト ・山田町教育委員会:外用物置 ・山田高校ボート部:船外機1機他 Amazon ほしい物リストで必要物資お届け ・【被災地】山田町災害対策本部(物資センター)への支援物資 上記参照 ・【被災地】山田町など三陸沿岸自宅避難者への支援物資 打越歯科医院 ふんばろう東日本プロジェクト ※6/10ホームページがリニューアル、支援方法も変更がありました 「山田町」の避難所リスト 8月8日15時現在 最新情報は上記リンクよりご確認下さい。 【乳児支援】[1129]花崎さん避難宅(2011年8月 8日(月) 12 02) [1086]鈴木さん避難宅(2011年8月 8日(月) 11 09) 【食料募集】[21]佐々木さん避難宅(2011年8月 7日(日) 23 16) [1280]鳥居さん避難宅(2011年8月 7日(日) 09 17) [1496]佐々木さん避難宅(2011年8月 6日(土) 22 02) 【募集終了】[1520]昆さん避難宅(2011年8月 6日(土) 20 13) [572]田村さん避難宅(2011年8月 6日(土) 18 52) [1000]大町さん避難宅(2011年8月 6日(土) 14 55) [S-316]岩手県立山田高校(2011年8月 6日(土) 11 15) [924]川村さん避難宅(2011年8月 6日(土) 00 51) [250]豊間根さん避難宅(2011年8月 6日(土) 00 34) [1371]上澤さん避難宅(2011年8月 6日(土) 00 33) [1489]佐藤さん避難宅(2011年8月 5日(金) 21 35) 【募集終了】[239]中村さん避難宅(2011年8月 5日(金) 16 22) [1460]菊地さん避難宅(2011年8月 5日(金) 15 20) [262]古田さん避難宅(2011年8月 5日(金) 14 45) 【募集終了】[998]福士さん避難宅(2011年8月 5日(金) 14 18) [292]内舘さん避難宅(2011年8月 5日(金) 12 02) [1241]松橋さん避難宅(2011年8月 5日(金) 11 07) [1586]甲斐谷さん避難宅(2011年8月 5日(金) 00 51) [836]佐々木さん避難宅(2011年8月 4日(木) 19 54) [1537]箱石さん避難宅(2011年8月 4日(木) 16 51) [1061]佐々木さん避難宅(2011年8月 4日(木) 16 49) [268]阿部さん避難宅(2011年8月 4日(木) 09 19) [442]伊藤さん避難宅(2011年8月 3日(水) 20 46) [1551]木村さん避難宅(2011年8月 3日(水) 20 35) [S-373]山田町物資センター(2011年8月 3日(水) 18 07) [1546]武藤さん避難宅(2011年8月 3日(水) 16 30) [S-329]山田町観光協会(2011年8月 3日(水) 07 38) [1259]湊さん避難宅(2011年8月 2日(火) 23 03) [980]大川さん避難宅(2011年8月 2日(火) 08 55) [888]斎藤さん避難宅(2011年8月 1日(月) 12 48) [627]沼崎さん避難宅(2011年8月 1日(月) 12 46) [968]阿部さん避難宅【仕事支援 水道関係】(2011年8月 1日(月) 09 53) [195]岩手県山田町 小林さん避難宅(2011年8月 1日(月) 09 30) [1474]大川さん避難宅(2011年7月31日(日) 15 47) [1010]湊さん避難宅(2011年7月31日(日) 10 40) [1179]小林さん避難宅(2011年7月30日(土) 22 23) [S-356]山田町織笠コミュニティセンター(2011年7月30日(土) 21 08) [385]前川さん避難宅(2011年7月30日(土) 17 47) [1002]齊藤さん避難宅(2011年7月30日(土) 07 10) [1443]箱石さん避難宅(2011年7月29日(金) 16 02) [315]佐藤さん避難宅(2011年7月28日(木) 15 46) [1349]佐々木さん避難宅(2011年7月27日(水) 18 36) [150](有)山崎タクシー指定訪問介護事業所(2011年7月27日(水) 16 01) [109]山田町武徳殿避難所(2011年7月27日(水) 14 57) [101]湊さん避難宅(2011年7月27日(水) 14 52) [1141]佐々木さん避難宅(2011年7月25日(月) 05 32) [1221]上林さん避難宅(2011年7月24日(日) 21 12) 【食料支援】[282]台野さん避難宅(2011年7月21日(木) 17 53) [587]大手さん避難宅(2011年7月19日(火) 20 22) [478]野田さん避難宅(2011年7月19日(火) 09 13) [1164]福士さん避難宅(2011年7月16日(土) 22 47) [993]岡田さん避難宅(2011年7月16日(土) 01 48) [560]中野さん避難宅(2011年7月15日(金) 17 37) [1032]髙橋さん避難宅(2011年7月11日(月) 10 58) [1012]鈴木さん避難宅(2011年7月10日(日) 17 50) [970]佐藤さん避難宅(2011年7月 8日(金) 16 52) [735]福士さん避難宅(2011年7月 4日(月) 07 23) [719]鈴木さん避難宅(2011年6月29日(水) 17 13) おばちゃんのきもちプロジェクト ・第6便 被災地のこどもたちに夏服バックを! 申し込み7/8(金)まで ・緊急のお願い2 レッスンバッグ・保育園セットが不足 ・緊急のお願い 文房具入りバッグを追加募集 ・第5便 被災地のこどもたちに夏服バックを! 終了 ・第4便 被災地のこどもたちに文房具入りバッグを! 終了 ボランティアプラットフォーム 支援マッチング ・山田町個人避難者 ・山田町自宅避難者に支援をお願い致します。 ・山田町の漁協と観光協会で、中古パソコンがあと7台必要です Twit for you 支援マッチング ・岩手県山田町に女性用ブラジャー、他(毛糸・杖)支援下さい ・岩手県山田町に『洗剤・味噌・醤油・蚊取り線香・作業着』を 岩手発・被災地支援情報サイト ・山田町、現地のニーズ・声 支援活動 こどもちゃれんじ ・被災地支援活動①山田町 5月5日 ・こどもちゃれんじ編集部 被災地応援ポスター 山田町 NPOいわて郷プロジェクト/マブリットキバ ・山田町への支援報告状況 LIGHT UP NIPPON 被災地に花火を ・8月11日東北の太平洋沿岸で一斉に花火を打ち上げるプロジェクト 被災地にお花を届けるプロジェクト ・がれきをリサイクルして、被災地にお花を届けるプロジェクト 山田町100セット 震災前の山田の写真を写真集に ・山田の素晴らしい町をもう一度 かずさ災害支援ネットワーク ・山田町炊き出しなど 「自立支援プロジェクト」被災地に仕事を ・山田制作チーム アクセス解析
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ジョブ一覧 城砦騎士 魔獣戦士 群竜士 スカイランナー 魔法剣士 狩猟者 星霊術士 デモニスタ 魔曲使い 自由農夫 魔想紋章士 キャラクター作成時の情報 パワー(P) タクティクス(T) ソウル(S) ジョブ基準値 4 5 1 初期防具:作業着 2 4 4 能力値合計 6 9 5 上記の能力値合計に、ルーツと武器による能力値修正を加えた値が、初期能力値となります。 ジョブ基準値はルーツ基準値と共に、レベルアップによる能力上昇の基準値となります。(キャラクターの成長については現在調査中です) 防具はキャラクター作成後、入手した防具を自由に付け替えることができます。そして防具を変更することにより、能力値の変動が発生します。防具変更による熟練度低下はありません。 習得アビリティ一覧 レベル アビリティ名 射程 アクション2 アクション3 アクション4 アクション5 アクション6 備考 10 スカイキャリバー 近 プラスワン ブレイク P+9ダメージ(Lv19で強化) T+12ダメージ(Lv13で強化)(Lv23で強化) T+19ダメージ(Lv15で強化) KO効果:戦闘不能 11 空中殺法 近 自分キュア P+4ダメージ(Lv20で強化) P+7ダメージ T+11ダメージ(Lv14で強化) T+22ダメージ(Lv16で強化) KO効果:戦闘不能 12 ロープ 非戦闘アビリティ。先端に吸着力のある魔法のロープを作る。(最長30m・持続時間10分) 13 スカイキャリバー5強化 スカイキャリバーのアクション5を「T+12ダメージ」から「T+24ダメージ」に。 14 空中殺法5強化 空中殺法のアクション5を「T+11ダメージ」から「T+23ダメージ」に。 15 スカイキャリバー6強化 スカイキャリバーのアクション6を「T+19ダメージ」から「T+27ダメージ」に。 16 空中殺法6強化 空中殺法のアクション6を「T+22ダメージ」から「T+30ダメージ」に。 17 チェイス 非戦闘アビリティ。戦場内の1体に、対象を見失っても10分間その方向がわかる「印」を付ける。 18 ロデオグラップル 近 ブレイク 【防御封じ】 S+11ダメージ(Lv22で強化) T+21ダメージ ST+40ダメージ KO効果:戦闘不能 19 スカイキャリバー4強化 スカイキャリバーのアクション4を「P+9ダメージ」から「P+25ダメージ」に。 20 空中殺法3強化 空中殺法のアクション3を「P+4ダメージ」から「P+20ダメージ」に。 21 フットプリント 非戦闘アビリティ。仲間と自分にだけ見える、数日残る「光る足跡」を付けながら移動できる。 22 ロデオグラップル4強化 ロデオグラップルのアクション4を「S+11ダメージ」から「S+27ダメージ」に。 23 スカイキャリバー5強化 スカイキャリバーのアクション5を「T+24ダメージ」から「T+40ダメージ」に。 24 ワークコミュ 非戦闘アビリティ。町中で、農夫や労働者との遭遇率UP+好印象。 25 ランナーズハイ 自 キュア 【翼】 P+100回復 S+109回復 S+130回復 初期GUTS消費 130 26 ロデオグラップル5強化 ロデオグラップルのアクション5を「T+21ダメージ」から「T+37ダメージ」に。 アビリティ詳細 スカイキャリバー(KO効果:戦闘不能) 修得条件 射程 ダイス目 技名 効果 強化条件 強化後効果 レベル10 近距離 2 連続ジャンプ プラスワン ? ? 3 頭突き ブレイク ? ? 4 急降下突き P+9ダメージ レベル19 P+25ダメージ 5 回転突撃 T+12ダメージ レベル13 T+24ダメージ レベル23 T+40ダメージ 6 ギロチン斬り T+19ダメージ レベル15 T+27ダメージ 空中殺法(KO効果:戦闘不能) 修得条件 射程 ダイス目 技名 効果 強化条件 強化後効果 レベル11 近距離 2 「スカイランナーは捕まらない」 自分キュア ? ? 3 飛び回し蹴り P+4ダメージ レベル20 P+20ダメージ 4 ボディプレス P+7ダメージ ? ? 5 サマーソルトキック T+11ダメージ レベル14 T+23ダメージ 6 ダブルサマーソルトキック T+22ダメージ レベル16 T+30ダメージ ロデオグラップル(KO効果:戦闘不能) 修得条件 射程 ダイス目 技名 効果 強化条件 強化後効果 レベル18 近距離 2 宙返りからの飛び乗り ブレイク ? ? 3 首締め 【防御封じ】 ? ? 4 ボコボコ S+11ダメージ レベル22 S+27ダメージ 5 脳天砕き T+21ダメージ レベル26 T+37ダメージ 6 首締め投げ ST+40ダメージ ? ? ランナーズハイ(初期GUTS消費:130) 修得条件 射程 ダイス目 技名 効果 強化条件 強化後効果 レベル25 自分 2 無の境地 キュア ? ? 3 ハイテンション! 【翼】 ? ? 4 限界突破 P+100回復 ? ? 5 超加速 S+109回復 ? ? 6 ハイパービート S+130回復 ? ? ロープ(非戦闘アビリティ) 修得条件 効果 レベル12 長さ30m以内の魔法のロープを1度に1本まで作成し、飛ばします。先端に強い粘着力があり、壁等にしっかり付着します。強度は普通のロープと同じで、10分経つと消えます。 チェイス(非戦闘アビリティ) 修得条件 効果 レベル17 戦場内の1体に「透明で剥がせない印」を付けます。相手を見失っても、10分間は印の方向が分かります。相手を見失って10分経つと、印は消えます。 フットプリント(非戦闘アビリティ) 修得条件 効果 レベル21 仲間と自分にだけ見える「光る足跡」を付けながら移動できます。足跡の光は時間経過と共に薄くなり、数日後には完全に消えます。 ワークコミュ(非戦闘アビリティ) 修得条件 効果 レベル24 町中で、農夫や労働者の集まりに出会いやすくなり、好印象を与えやすくなります。農夫や労働者に気に入られる工夫をしていれば、成功率は上がります。
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第四回戦SS・駅その1 「ヤスリ、これ、やる」 8歳の透が差し出したのは、オリハルコンでできたチューリップ。 母に指導をされながら、初めて自分で型を抜いた、宝物だ。 「わあー! きれーい! おまもりにするね」 5歳のヤスリは、家のせんべい布団に寝転がりながら、太陽のような笑顔でチューリップを手にした。 「おまえがげんきになったら、もっとキレイなのぬいてやる」 「えへー、たのしみー」 ヤスリは、チューリップを大事に懐にしまった。 「ヤスリ、お兄ちゃんのカタヌキ、だーいすき!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 《あなたがここにいてほしい》 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 西日が差し込む、病院近くの駅。電車なんて一日に一本程度しか来ない、単線のさびれたホーム。 透は、ヤスリの遺品として受け取った、自分が幼少期に作ったオリハルコン製のチューリップを右手に持ち、ベンチに座ってただ虚空を見つめていた。 体が、動く気がしない。16歳の女の子の遺品が、パジャマと、このチューリップだけ。その事実が、透にとって何よりも重いものだった。 昨日の夜。集中治療室で。いつこうなってもおかしくなかったと、医者は言った。精神的なストレス。肉体的な疲労。それらは全て、副次的な要素でしかないと。 ヤスリの死を止めることは、誰にもできなかったのだと。 その後のことは、よく覚えていない。医者に何を言われようとも、ヤスリであったものの横にいたはずだ。居続けた。泣いて、叫んで、自分を殴って。 一晩明けて、残ったのは虚無だった。悲しいとか、辛いとか、そう言った感情は不思議となかった。 ただ、何もやる気がしなかった。現実に向き合うのが、苦痛だった。何も考えず、何も思わず、通過していく電車をただ眺めて、こうして一日を過ごしているのが、一番楽だと思った。 懐から、不快な警戒音が鳴り響いた。 もぞもぞと、灰色の作業着のポケットを探る。C2カード。そう言えば、昨日から服を着替えていなかった。ありすとの戦いを終えた後、ここに入りっぱなしだったのだろう。 けど、C2バトルも、もはやどうでもいい。最多勝利できる可能性は、もはやない。ヤスリは、生き返らないのだから。 目の前に、電車が止まる。扉が開くと、モーニングスターを背負った少女が、目を丸くして透を見ていた。 C2カードには、「物部ミケ」と表示がされていた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「仙波透……よね」 ミケが、電車を降りた。 きっと、C2バトルでの勝利を望むなら、何度もテレビで見たこの男。憔悴しきっている仙波透に向かい、モーニングスターを振り上げるのが正解だったのだろう。だが、ミケがそれをためらうほど、透は憔悴しきっていた。 「何してるの。こんなところで」 再度、声をかける。透は、ぼんやりと頭を振り、何も見ていない目で、ミケを覗き込んだ。 「……てめえは」 「物部ミケ。C2バトルの参加者よ」 「はっ、そいつはどーも」 透は、忌々し気に吐き捨てた。C2バトルなどどうでもいい。そう思った矢先に、対戦相手が現れるとは。 しかも、目の前にいるのは、こんなにも弱弱しい女の子一人。自分が勝利を望んでいたならば、すぐさま心臓を抉ってやっただろう。 「賞金が欲しければ、降参してやる。さっさと消えろ」 捨て鉢な透の言葉。ミケは、何かが心に沸いてくるのを感じた。 彼の妹が倒れたのは、先の対戦の映像を見て知っている。透の現状を見るに、彼女に何かあったことは、言わずとも想像はつく。 だからこそ、ミケはイラついていた。 「本気で言ってるの」 「もう、どうでもいいんだよ。妹は死んだ。ヤスリがいなきゃ、俺なんてどうなってもいい」 透は、いつになく多弁な自分に気づく。これは、ただの八つ当たりだ。初めて会った見ず知らずの女の子に、やり場のない感情をぶつけているだけだ。そんな自分がひどくみじめで、情けなくて、怒りが沸いてくる。 だが、もういい。兄らしいところを見せるべき妹は、もうどこにもいない。 どこまで落ちたって、構うことはないだろう。 「俺は今、せいせいしてるんだ。ヤスリが死んで、肩が軽くなった。もう、俺は自由なんだ」 「……よかったじゃない。あんたの望み通りになったわけね」 「うるせえ!」 透は立ち上がり、右手に持っていたオリハルコン製のチューリップを、地面に向かって投げつける。 コンクリートに花の部分が突き刺さったそれを、ミケが無表情で引き抜いた。 「ヤスリがいるから、俺は好きなことができなかった! あいつが、カタヌキが好きとか抜かすから、俺はカタヌキから離れられなくなった! あいつが病気だから、俺は金を稼がなくちゃいけなくなった!」 『そう思っている自分が、どうしようもなく嫌いなの。お兄ちゃんは、自分が嫌で嫌で仕方ないのよ』 「全部、ヤスリの所為なんだ!」 『一緒に死んでやればよかったと思っているのに、まだ無様に生きているって。もう、生きてる意味もないのにって。お兄ちゃんは、そう思っちゃってるの』 透は、力が抜けるように、ベンチにドカッと座り込んだ。もう、すべて吐き出した。だが、すっきりなんてするはずがない。 「……殺すなら、殺せ。さっさと」 『お願い。ヤスリちゃんの……私たちのお兄ちゃんを、助けてあげて』 《『万物の主(マテリアルスレイブ)』》は、手に持つオリハルコン製のチューリップの、悲痛な叫びをミケに届かせた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ヴィンセント、いい?友達って、そんな簡単になれるものじゃないのよ」 《……そうでしょうか》 「だって、物のあんた達に言うことを利かすのだってギブアンドテイクの取引と、アフターケアが欠かせないのよ?人間となんてもっと面倒くさいにきまっているじゃない」 《友達居ないくせに言いますね》 「居ないからわかるのよ。簡単なら友達できるはずだもの」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「……ほら、やっぱり。人間は、面倒くさいじゃない」 ミケは、きついツリ目をさらにツリあげながら、透につかつかと近寄った。透が、「なんだよ」と言いながら、面倒くさそうに目を向ける。 生気のないその顔を、ミケは素手でぶん殴った。透の上体がぐらついた。 「戦いなさい。その降参、私は認めない」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「そうか。ずいぶんつらい思いをしたんだね」 モーニングスター三郎は、優しい声をかけた。ミケは、差し出されたお茶に口をつけながら、VINCENTとの出会いと別れ、先の戦い、そして、その時に見た夢のことを、つたない言葉で話したのだ。 「私はVINCENTに、私一人でもやっていけるって、ちゃんと見せてやりたい。でも、どうしたらいいのか、わからない」 ミケは俯き、膝に置いた手でスカートをぎゅっと握った。モーニングスター三郎は、うんうんと首を振る。 「今すぐに答えを出す必要はない。一歩一歩、君がしたいことをやっていけばいいんだよ。君の人生、一生をかけて」 「でも、それが間違ったら」 「間違ってもいいんだ。その度、やり直せばいい」 「私が……したいこと」 《あなたには、きっとこれからたくさんの友達ができる。そのことだって知っています》 夢の中で聞いたVINCENTの声が、頭の中によみがえる。 そう。私は、友達を作りたかったんだ。 お金が必要だといいわけをしていたけど、結局自分から歩み寄る勇気がなかっただけ。 私が何をしたいか、まだよくわからないけど、今はただ。 勇気を、出したい。 「……あの、えっと、馬鹿な質問って思われるかもしれないけど」 モーニングスター三郎は、耳を傾けた。この人なら、きっと馬鹿にしないで答えてくれる。 きっと、今私に必要なのは、人に尋ねる勇気。 「友達……って、どうやって作ればいいのかな」 モーニングスター三郎は、一呼吸おいて、ゆっくりと一言ずつ、言葉を紡いだ。 「自分のためじゃなく、相手のために、がんばることかな」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ミケは、ジンジンと痛む右拳を、痛みを押さえるように、左手で握りしめた。 人を、殴った。思い切り。自分の手で。 こんなに痛いんだな、と自嘲する。そうだ。私は今まで生死のやり取りをする戦いに臨んでいたのに、相手を自分の手で殴ったことはなかった。 VINCENT。ステラーカイギュウ。地面の石。今まで、誰かに変わりに戦ってもらっていた。 でも、これは自分で。自分の拳で伝えないと、意味がないと思ったのだ。 「いい加減にしなさいよ。うじうじうじうじ」 「……ああ?」 殴られた状態で硬直していた透は、ミケの一言に、凄みの利いた声を出した。 ミケは、ただの女子高生だ。元暴力団の鉄砲玉の出す迫力に、思わず心臓が跳ね上がった。恐怖の感情に、一歩後ずさりする。 だが、また殴った。今度は、左手。透の上体は、殴られた状態で硬直した。 「妹がいなくなってせいせいした? いいじゃない。それだって本音なんでしょ」 透が、激怒を込めた目でミケを睨み付ける。 ミケは、湧き上がる怖さを押し殺すように両手を握り、叫びながら、何度も何度もポカポカと透を殴りつけた。 透は、「うぜえっ……!」と呟き、ミケの両腕を掴む。透の手は、鑢の如くざらついている。ミケは、痛みに眉をひそめたが、構わず叫び続ける。 「それでもあんたは、前に進まないといけないの! だって、妹さんは、あなたが生きていくことを望んでいるんだもの!」 透の目の奥に、激情が宿った。心臓からこみ上げる衝動のままに、叫ぶ。 「クソガキが、知った風な口をきくんじゃねえ!」 「うっさいクソ野郎! バカ! ハゲ!」 ミケがガスガスと、透の腹を蹴り飛ばす。透は、左手を離して足を掴もうとするが、今度は空いた手で頭を殴ってくる。 「妹さんは、あんたと一緒に生きていきたいと思っていたの! でも、もうそれはかなわない。だったら、あんただけにでも生きていてほしい。生きて、幸せになってほしいって! そう、ヤスリちゃんは願っているの!」 ミケは、気が付けば泣いていた。どうすれば伝わるのかわからない。この朴念仁になんて言って伝えればいいのか。 オリハルコンのチューリップから聞いた彼女の、ヤスリちゃんの想いを、言葉ではとても伝えられないことが悲しくて、泣いたのだ。 「あんた、お兄ちゃんなんでしょ! ヤスリちゃんの最期の願いくらい、叶えてあげなさいよ!」 「うるっせえええ!」 透が、ミケの胸を突き飛ばすように、右手を出した。魔人の膂力は、強大だ。思い切り押すだけでも、致命傷になり得る。 それを防いだのは、モーニングスターだった。 モーニングスター三郎が、「何かの役に立てば」と渡してくれた一品。三郎の優しさと、想いが詰まったそれが、自立稼働して透の突き飛ばしを防いだのだ。 『使いなさい。素手じゃ、伝わらないわよ』 モーニングスターの、優しい声が、ミケの頭に響いた。 『間違ってもいいんだ。その度、やり直せばいい』 モーニングスター三郎の言葉が、リフレインする。そうだ、間違ったっていいんだ。 私は、自分を信じる! 「うああああああああ!」 ミケは、思い切りモーニングスターを振りぬいた。透は、思わぬ攻撃に、駅舎の端まで吹き飛ばされた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「カ……ハッ」 透の口から、血の混じった唾液が流れ落ちる。不意の一撃。それも、渾身の。 如何にミケがたかだか女子高生とはいえ、遠心力と硬度が合わさったモーニングスターの一撃は、まともに受ければ致死に値する。 それを防いだのは、職人気質(しょくにんはだ)。透は、自身でも気づかないうちに能力を発動し、ガードをしていた。 「あなたは生きたがっている」 ミケが、モーニングスターを担ぎながら、ゆっくりと透に近づいた。透は、ペッと血を吐き、作業着についた埃を払った。 「いきなり人ぶん殴っといて、何言ってんだお前」 「自分のために生きなさいよ!」 ミケは、自分を鼓舞するように叫ぶ。間違いを、恐れない。 伝えたいことがあるのならば、今、何度でも伝えなくては、きっと私は一生後悔する。 「あんたは、自分が生きたいように生きていいの。死んでいった人を思って、立ち止まったって仕方ないじゃない!」 それは、VINCENTを失った、自分へのエールだったのかもしれない。 『今すぐに答えを出す必要はない。一歩一歩、君がしたいことをやっていけばいいんだよ。君の人生、一生をかけて』 モーニングスター三郎の言葉が、脳裏に浮かぶ。言葉は、勇気だ。それを、私は信じる。 「死んだ人がどう思ってるかなんてわからないけど、それでも一歩一歩、あんたができることをやっていくしか……」 ミケが、再度モーニングスターを振りかぶった。 『え? そこまでやる……?』 「今はそれしかないのよぉーっ!」 暴力! モーニングスターの容赦ない一撃。死が脳裏に浮かんだ透は、両手で十字を作りガードをするが、勢いは止まらず線路に吹き飛ばされた。 「ちょ、おま……!」 線路に転がされ、死を目の前にして生気を取り戻した透が、ミケに批判の言葉を向けるが、ミケには届かない。 なぜならば、ミケはコミュ障だからだ! 言葉を伝えたくて仕方がないミケに、もはや人の言葉など届かない! 正直かなりやりすぎな気もするが、もう仕方ない! 言葉の力を信じるしかない! 「いっぺん死んで、考え直してきなさああああい!」 プアーン、と警笛が鳴り響いた。透に、強い照明が当たる。透が、音の方向に首を向けた。 『ヘイヘイヘーイ! 単線生まれのオイラが、こんな派手なことできるとは思わなかったぜヒャッホーイ!』 それは、電車。 ミケが、さっきまで乗っていた電車が、スイッチバックして逆走してきた。ミケは電車を降りるとき、戦いになることを見越してすでに電車に《『万物の主(マテリアルスレイブ)』》を発動していたのだ。 人が乗っていないのが幸いであった。ミケは、頭に血が上ると、周囲をあまり気にしないタイプだということを、透は知らなかった。 そう、これこそが、無人在来線アタックだーっ! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 透の脳裏には、走馬燈すら流れなかった。 想いなどない。ただ透の体が、その術を知っていた。 走ってくる電車に、固めた右腕を向けた。息をする間もないような時間の中、突き刺し、梳り、やすり、整える。 電車の中心が抜けるように削り取られ、外壁がふわりと広がり、中心に向かって湾曲するように曲がった。 それはさながら、蓮の花の如く。 三次元立体瞬間カタヌキ、「黒蓮(Black Lotus)」。 透の人生で最大の逸品が、ここに今完成した。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 気が付いたときには、カタヌキは終わっていた。出来上がった、横向きに倒れた蓮の花の前で、透は茫然と立ち尽くす。 右腕を持ち上げ、見た。いくつもの傷と汚れに塗れた、右腕。 そこには、職人の誇りがあった。 カタヌキに最も必要なのは、心技体。 丈夫な体と魔人能力という、透自身が持って生まれた体。 日本最高のカタヌキ師である母親から仕込まれた、技。 そして、ヤスリが支え続けてくれた、カタヌキをやり続けるための心。 カタヌキの技の中に、透の右腕に、“家族”がいた。 気が付けば、透の目に涙が溜まっていた。 そうだ、俺はヤスリが大好きで、カタヌキが大好きだ。それが、全てだ。 俺は、ヤスリのお兄ちゃんで、母さんの息子で、カタヌキ師だ。 叶うことなら、お前と生きたかった。 でも、それはもう叶わない ならばせめて、お前のことを思っていてもいいかな。 「俺はまだ、お前のお兄ちゃんでいてもいいかな……」 透は、上を向いた。お兄ちゃんは、泣かない。電車の削りカスに塗れた作業着の袖で、涙が出ないように、強く目を押さえた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ミケは、座り込む透を満足げに見つめた後、踵を返した。 電車は『オオーッ! オイラが、こんなにも美しくメタモルフォーゼかましてんじゃねえかウヒャッホーイ!』と叫んでいる。喜んでいるようで、よかったよかった。 『ん? どうしたの』 モーニングスターは、駅から立ち去るミケに、疑問を投げかける。ミケの足取りは、軽やかだ。 「……降参。だって、相手のために、がんばるのが、友達なんでしょ」 ミケは、どや顔で、鼻歌を歌いながら、ステップを踏んで改札口から出ようとした。 『いや、友達作るんでしょ? 友達になってほしいって、言わなくていいの』 ミケが、軽い足取りをギクッと止めた。ギギギギ、とロボットのように、再び透の方を向く。透は、未だ感極まっているようで、右腕を抱えて蹲っていた。 「……今から友達になってって言って、大丈夫かなあ」 『間違っても、またやり直せばいいでしょ』 モーニングスターが、やれやれといった風に、クスッと笑った。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ヤスリ。入るぞ」 古びた障子戸を開ける。夕暮れに照らされた狭苦しい6畳間には、質素な仏壇と、オリハルコン製のチューリップ。 そして、写真立ての中で笑う少女がいた。 仏壇に飾られた香炉には、ほぼ燃え尽きている5本の線香が立っていた。1本は、ミケ。2本は、ありすとめこ。そして残り2本はヤクザのお姉さんがぬん子と共に訪れて、立ててくれたものだ。 賞金を全て使って買い戻したこの家は、昔俺が住んでいた家だ。俺と、ヤスリと、母さんの三人で暮らしていた家。 結局、願いは叶わなかった。 ヤスリを生き返らせることはできなかったし、俺は相変わらずしがないカタヌキ師として細々と生きている。状況は何も変わらない。 俺は仏壇に線香をあげ、手を合わせる。今は、これが毎日の日課だ。 悲しくないわけがない。しかし、中途半端な俺は、それでも生きることをやめられない。 ヤスリのことを思い、胸の痛みに苦しみ、軽くなった肩を回し、罪悪感がふと頭をよぎる。 それでも、良い。ヤスリが全てでなくてもいい。兄として、ヤスリを思い続けられるならば。 だって俺は、ヤスリのお兄ちゃんだから。 ヤスリを、世界で一番愛しているのだから。 「透くん、そろそろ出よう」 坂上さんが、玄関ドアから声をかけた。今日は、少し遠い現場だ。坂上さんの車に、乗せてもらうことになっている。 「はい、今行きます」 カタヌキ道具を詰めた安物のトートバッグを肩にかけ、立ち上がる。 「いってくるよ。ヤスリ」 あなたが好きだと言ったカタヌキをしながら。 あなたが暮らしたかったこの家に住みながら。 あなたがここにいてほしいと願いながら。 俺は今日も、穏やかな日々を過ごす。 このページのトップに戻る|トップページに戻る
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素材(フィールド回収) 概要 フィールド回収素材一覧 メモ 概要 主にフィールド上の回収ポイントから入手できる素材。 フィールド回収素材一覧 アイテム名 売却価格 主な入手方法 変換 ミッション・アラガミ・フィールド 難易度 廃棄された盾A fc 創痕の防壁:1(B左上) 1~3 嘆きの平原:5(F-G) 1~3 贖罪の街:4(G) 1~3 廃棄された盾B fc 創痕の防壁:1(B左上) 4~6 嘆きの平原:5(F-G) 4~6 贖罪の街:4(G) 4~6 廃棄された盾C fc 創痕の防壁:1(B左上) 7~8 嘆きの平原:5(F-G) 7~8 贖罪の街:4(G) 7~8 廃棄された盾D fc 創痕の防壁:1(B左上) 9~10 嘆きの平原:5(F-G) 9~10 贖罪の街:4(G) 9~10 ウール fc 創痕の防壁:1(B左上) ALL 贖罪の街:5(B) ALL ハーブ fc 創痕の防壁:1(B左上) ALL 嘆きの平原:1(A-H) ALL 愚者の空母:1(A) ALL 煉獄の地下街:6(D) ALL 蒼氷の峡谷:2(B) ALL 贖罪の街:2(E-K) ALL 贖罪の街:6(L) ALL 鉄塔の森:1(B-C) 4~6、7~8、9~10 鉄塔の森:6(G-H) 7~8、9~10 鎮魂の廃寺:2(D) ALL 黎明の亡都:5(C) ALL マンガン鋼 fc 創痕の防壁:1(B左上) 4~6、7~8、9~10 愚者の空母:2(B) 4~6、7~8、9~10 古びたおれた刀 fc 創痕の防壁:2(B右上) 1~3 愚者の空母:4(D) 1~3 鎮魂の廃寺:6(P) 1~3 折れた刀 fc 創痕の防壁:2(B右上) 4~6 愚者の空母:4(D) 4~6 鎮魂の廃寺:6(P) 4~6 いわくつきの刀 fc 創痕の防壁:2(B右上) 7~8 愚者の空母:4(D) 7~8 鎮魂の廃寺:6(P) 7~8 年代物の名刀 fc 創痕の防壁:2(B右上) 9~10 愚者の空母:4(D) 9~10 鎮魂の廃寺:6(P) 9~10 ヒヒイロカネ片 fc 創痕の防壁:2(B右上) 1~3、4~6 愚者の空母:1(A) 1~3、4~6 ヒヒイロカネ fc 創痕の防壁:2(B右上) 7~8、9~10 愚者の空母:1(A) 7~8、9~10 毒性メタル fc 創痕の防壁:2(B右上) 1~3、4~6 愚者の空母:4(D) 1~3、4~6 黎明の亡都:4(B-D) 1~3、4~6 重毒性メタル fc 創痕の防壁:2(B右上) 7~8、9~10 愚者の空母:4(D) 7~8、9~10 黎明の亡都:4(B-D) 7~8、9~10 低強度チタン fc 創痕の防壁:2(B右上) 1~3 贖罪の街:3(H-F) 1~3 贖罪の街:7(N) 1~3 鉄塔の森:3(P) 1~3 チタン fc 創痕の防壁:2(B右上) 4~6 贖罪の街:3(H-F) 4~6 贖罪の街:7(N) 4~6 贖罪の街:8(M) 4~6、7~8 鉄塔の森:1(B-C) 4~6 鉄塔の森:3(P) 4~6 チタン合金 fc 創痕の防壁:2(B右上) 7~8、9~10 贖罪の街:3(H-F) 9~10 贖罪の街:7(N) 7~8、9~10 贖罪の街:8(M) 9~10 鉄塔の森:1(B-C) 7~8、9~10 超硬合金 fc 創痕の防壁:2(B右上) 9~10 贖罪の街:2(E-K) 9~10 贖罪の街:4(G) 9~10 低強度アラミド繊維 fc 創痕の防壁:3(K) 1~3 贖罪の街:2(E-K) 1~3 鎮魂の廃寺:5(K-O) 1~3 アラミド繊維 fc 創痕の防壁:3(K) 4~6、7~8 贖罪の街:2(E-K) 4~6、7~8 鎮魂の廃寺:5(K-O) 4~6、7~8 強化アラミド繊維 fc 創痕の防壁:3(K) 9~10 贖罪の街:2(E-K) 9~10 鎮魂の廃寺:5(K-O) 9~10 低品質ゴム fc 創痕の防壁:3(K) 1~3、4~6、7~8 創痕の防壁:5(H) 1~3、4~6 鉄塔の森:6(G-H) 1~3、4~6 高品質ゴム fc 創痕の防壁:3(K) 9~10 創痕の防壁:5(H) 7~8、9~10 鉄塔の森:6(G-H) 7~8、9~10 絹 fc 創痕の防壁:3(K) 1~3、4~6 鎮魂の廃寺:1(A-C) 1~3、4~6 上絹糸 fc 創痕の防壁:3(K) 7~8、9~10 鎮魂の廃寺:1(A-C) 7~8、9~10 耐熱合金 fc 創痕の防壁:3(K) 4~6、7~8、9~10 煉獄の地下街:2(E) 4~6、7~8、9~10 煉獄の地下街:7(G) 4~6、7~8、9~10 アラガミ糸 fc 創痕の防壁:6(C) 1~3 愚者の空母:5(E) 1~3 アラガミ紡糸 fc 創痕の防壁:3(K) 4~6 創痕の防壁:6(C) 4~6、7~8、9~10 愚者の空母:5(E) 4~6、7~8、9~10 火石 fc 創痕の防壁:4(I) 1~3 煉獄の地下街:3(F) 1~3 鉄塔の森:4(M) 1~3 火晶 fc 創痕の防壁:4(I) 4~6 煉獄の地下街:3(F) 4~6 鉄塔の森:4(M) 4~6 オラクル火石 fc 創痕の防壁:4(I) 7~8、9~10 煉獄の地下街:3(F) 7~8、9~10 鉄塔の森:4(M) 7~8、9~10 氷石 fc 蒼氷の峡谷:4(C) 1~3 鎮魂の廃寺:2(D) 1~3 黎明の亡都:4(B-D) 1~3、4~6 氷晶 fc 蒼氷の峡谷:4(C) 4~6 鎮魂の廃寺:2(D) 4~6 黎明の亡都:4(B-D) 7~8 オラクル氷石 fc 蒼氷の峡谷:4(C) 7~8、9~10 鎮魂の廃寺:2(D) 7~8、9~10 黎明の亡都:4(B-D) 9~10 雷石 fc 嘆きの平原:6(G) 1~3 鉄塔の森:3(P) 1~3 雷晶 fc 嘆きの平原:6(G) 4~6 鉄塔の森:3(P) 4~6 オラクル雷石 fc 嘆きの平原:6(G) 7~8、9~10 鉄塔の森:3(P) 7~8、9~10 輝石 fc 贖罪の街:2(E-K) 1~3、4~6 贖罪の街:5(B) 1~3 黎明の亡都:2(B右下) 1~3 輝晶 fc 贖罪の街:5(B) 4~6、7~8 黎明の亡都:2(B右下) 4~6 オラクル輝石 fc 贖罪の街:2(E-K) 7~8、9~10 贖罪の街:5(B) 9~10 黎明の亡都:2(B右下) 7~8、9~10 ハーブケース fc 創痕の防壁:4(I) ALL 嘆きの平原:3(C-D) ALL 愚者の空母:2(B) 1~3 愚者の空母:5(E) ALL 煉獄の地下街:6(D) ALL 蒼氷の峡谷:1(A) ALL 贖罪の街:1(J) ALL 鉄塔の森:7(F) ALL 鎮魂の廃寺:6(P) ALL 黎明の亡都:1(A-B) ALL 廃棄された武器B fc 創痕の防壁:4(I) 4~6 嘆きの平原:2(B-C) 4~6 愚者の空母:2(B) 4~6、7~8 廃棄された武器C fc 創痕の防壁:4(I) 7~8 嘆きの平原:2(B-C) 7~8 廃棄された武器D fc 創痕の防壁:4(I) 9~10 嘆きの平原:2(B-C) 9~10 愚者の空母:2(B) 9~10 エリクサー fc 創痕の防壁:4(I) 7~8、9~10 嘆きの平原:4(E-F) 7~8、9~10 贖罪の街:6(L) 7~8、9~10 廃棄された閃光弾 fc 創痕の防壁:5(H) ALL 嘆きの平原:3(C-D) ALL 愚者の空母:1(A) ALL 煉獄の地下街:3(F) ALL 蒼氷の峡谷:3(B-C) ALL 贖罪の街:5(B) ALL 贖罪の街:8(M) 1~3 鉄塔の森:8(K) ALL 鎮魂の廃寺:3(F) ALL 黎明の亡都:1(A-B) ALL 古びた鋼材 fc 創痕の防壁:5(H) 1~3 煉獄の地下街:2(E) 1~3、4~6 煉獄の地下街:4(J-K) 1~3、4~6 鋼材A fc 創痕の防壁:5(H) 4~6 煉獄の地下街:2(E) 4~6 煉獄の地下街:4(J-K) 7~8 鋼材B fc 創痕の防壁:5(H) 7~8 煉獄の地下街:2(E) 7~8、9~10 鋼材C fc 創痕の防壁:5(H) 9~10 煉獄の地下街:4(J-K) 9~10 スエード fc 創痕の防壁:5(H) 7~8、9~10 鎮魂の廃寺:4(H) 7~8、9~10 エーテル fc 創痕の防壁:6(C) ALL 愚者の空母:2(B) ALL 木化石樹皮 fc 創痕の防壁:6(C) 1~3 贖罪の街:6(L) 1~3 黎明の亡都:3(B左上) 1~3 木化石片 fc 創痕の防壁:6(C) 4~6 贖罪の街:6(L) 4~6 黎明の亡都:3(B左上) 4~6 木化石 fc 創痕の防壁:6(C) 7~8、9~10 贖罪の街:6(L) 7~8、9~10 黎明の亡都:3(B左上) 7~8、9~10 古びた服A fc 創痕の防壁:6(C) 1~3 煉獄の地下街:1(B) 1~3 古びた服B fc 創痕の防壁:6(C) 4~6 煉獄の地下街:1(B) 4~6 古びた服C fc 創痕の防壁:6(C) 7~8 煉獄の地下街:1(B) 7~8 古びた服D fc 創痕の防壁:6(C) 9~10 煉獄の地下街:1(B) 9~10 マナ石片 fc 嘆きの平原:1(A-H) 1~3 愚者の空母:5(E) 1~3 贖罪の街:8(M) 1~3 マナ石 fc 嘆きの平原:1(A-H) 4~6 愚者の空母:5(E) 4~6 贖罪の街:8(M) 4~6 マナ水晶 fc 嘆きの平原:1(A-H) 7~8、9~10 愚者の空母:5(E) 7~8、9~10 贖罪の街:8(M) 7~8、9~10 隕鉄片 fc 嘆きの平原:1(A-H) 1~3、4~6 鉄塔の森:1(B-C) 1~3、4~6、7~8 鉄塔の森:4(M) 1~3、4~6 隕鉄 fc 嘆きの平原:1(A-H) 7~8、9~10 鉄塔の森:1(B-C) 7~8、9~10 鉄塔の森:4(M) 7~8、9~10 黎明の亡都:3(B左上) 7~8、9~10 低強度タングステン fc 嘆きの平原:1(A-H) 1~3 煉獄の地下街:7(G) 1~3 煉獄の地下街:8(I) 1~3、4~6 贖罪の街:3(H-F) 1~3 鉄塔の森:4(M) 1~3 鉄塔の森:7(F) 1~3 タングステン fc 嘆きの平原:1(A-H) 4~6 煉獄の地下街:8(I) 7~8 贖罪の街:3(H-F) 4~6 鉄塔の森:4(M) 4~6、7~8、9~10 鉄塔の森:7(F) 4~6 タングステン合金 fc 嘆きの平原:1(A-H) 7~8、9~10 煉獄の地下街:7(G) 7~8、9~10 煉獄の地下街:8(I) 9~10 贖罪の街:3(H-F) 7~8、9~10 鉄塔の森:7(F) 7~8、9~10 黎明の亡都:2(B右下) 7~8、9~10 アラガミエキス fc 嘆きの平原:2(B-C) ALL 煉獄の地下街:5(L) ALL 煉獄の地下街:7(G) ALL 贖罪の街:8(M) 1~3 鉄塔の森:2(A-B) ALL 廃棄された武器A fc 嘆きの平原:2(B-C) 1~3 愚者の空母:2(B) 1~3 糸 fc 嘆きの平原:2(B-C) ALL 贖罪の街:3(H-F) 4~6、7~8、9~10 贖罪の街:8(M) ALL 鎮魂の廃寺:5(K-O) ALL 哲学者の石 fc 嘆きの平原:2(B-C) 9~10 モーリュ fc 嘆きの平原:3(C-D) ALL 愚者の空母:3(C) ALL 贖罪の街:7(N) ALL 低純度塗布剤 fc 嘆きの平原:4(E-F) 1~3、4~6 蒼氷の峡谷:1(A) 1~3、4~6 鉄塔の森:5(I-J) 1~3、4~6 塗布剤 fc 嘆きの平原:4(E-F) 7~8、9~10 蒼氷の峡谷:1(A) 7~8、9~10 鉄塔の森:5(I-J) 7~8、9~10 低強度工具鋼 fc 嘆きの平原:4(E-F) 1~3 蒼氷の峡谷:2(B) 1~3 鉄塔の森:3(P) 1~3 工具鋼 fc 嘆きの平原:4(E-F) 4~6 蒼氷の峡谷:2(B) 4~6 鉄塔の森:3(P) 4~6 強工具鋼 fc 嘆きの平原:4(E-F) 7~8、9~10 蒼氷の峡谷:2(B) 7~8、9~10 鉄塔の森:3(P) 7~8、9~10 ガラス繊維 fc 嘆きの平原:4(E-F) 1~3、4~6 鉄塔の森:2(A-B) 1~3、4~6 強化ガラス繊維 fc 嘆きの平原:4(E-F) 7~8、9~10 鉄塔の森:2(A-B) 7~8、9~10 マグネシウム fc 嘆きの平原:5(F-G) ALL 煉獄の地下街:4(J-K) ALL 煉獄の地下街:8(I) ALL 贖罪の街:1(J) 4~6、7~8、9~10 贖罪の街:7(N) 1~3、4~6、9~10 黎明の亡都:2(B右下) ALL 炭素繊維 fc 嘆きの平原:5(F-G) 1~3、4~6 贖罪の街:6(L) 1~3、4~6 アリアドネの糸 fc 嘆きの平原:5(F-G) 7~8 愚者の空母:1(A) 7~8 アリアドネの糸繭 fc 嘆きの平原:5(F-G) 9~10 愚者の空母:1(A) 9~10 アムリタ fc 嘆きの平原:5(F-G) 7~8、9~10 煉獄の地下街:7(G) 7~8、9~10 毒草 fc 嘆きの平原:6(G) 1~3、4~6 愚者の空母:3(C) 1~3、4~6 毒 fc 嘆きの平原:6(G) 7~8、9~10 愚者の空母:3(C) 7~8、9~10 廃棄されたサイクルA fc 嘆きの平原:6(G) 1~3 蒼氷の峡谷:3(B-C) 1~3 贖罪の街:1(J) 1~3 贖罪の街:4(G) 4~6 廃棄されたサイクルB fc 嘆きの平原:6(G) 4~6 蒼氷の峡谷:3(B-C) 4~6 贖罪の街:1(J) 4~6、7~8 廃棄されたサイクルC fc 嘆きの平原:6(G) 7~8 蒼氷の峡谷:3(B-C) 7~8 贖罪の街:1(J) 9~10 贖罪の街:4(G) 7~8 廃棄されたサイクルD fc 嘆きの平原:6(G) 9~10 蒼氷の峡谷:3(B-C) 9~10 贖罪の街:1(J) 9~10 鉄塔の森:3(P) 7~8、9~10 低強度電磁鋼 fc 嘆きの平原:6(G) 1~3 蒼氷の峡谷:4(C) 1~3 電磁鋼 fc 嘆きの平原:6(G) 4~6 蒼氷の峡谷:4(C) 4~6 強化電磁鋼 fc 嘆きの平原:6(G) 7~8、9~10 蒼氷の峡谷:4(C) 7~8、9~10 低純度軟鉄 fc 愚者の空母:1(A) 1~3 蒼氷の峡谷:4(C) 1~3 鉄塔の森:2(A-B) 1~3 鎮魂の廃寺:3(F) 1~3 鎮魂の廃寺:5(K-O) 1~3、4~6 軟鉄 fc 愚者の空母:1(A) 4~6 蒼氷の峡谷:4(C) 4~6 鉄塔の森:2(A-B) 4~6 鎮魂の廃寺:3(F) 4~6、7~8 高純度軟鉄 fc 愚者の空母:1(A) 7~8 蒼氷の峡谷:4(C) 7~8、9~10 鉄塔の森:2(A-B) 7~8、9~10 鎮魂の廃寺:3(F) 9~10 鎮魂の廃寺:5(K-O) 7~8、9~10 コバルト fc 愚者の空母:2(B) 1~3、4~6 煉獄の地下街:2(E) 1~3、4~6 蒼氷の峡谷:5(D) 1~3、4~6 ニオブ fc 愚者の空母:2(B) 7~8 煉獄の地下街:2(E) 7~8、9~10 蒼氷の峡谷:5(D) 7~8、9~10 オイル fc 愚者の空母:3(C) 1~3、4~6 煉獄の地下街:3(F) 1~3、4~6、7~8 煉獄の地下街:5(L) 4~6 煉獄の地下街:6(D) 1~3、4~6 贖罪の街:5(B) 1~3、4~6 贖罪の街:7(N) 4~6 黎明の亡都:1(A-B) 4~6 高純度オイル fc 愚者の空母:3(C) 7~8、9~10 煉獄の地下街:2(E) 9~10 煉獄の地下街:3(F) 9~10 煉獄の地下街:6(D) 7~8、9~10 贖罪の街:5(B) 7~8、9~10 贖罪の街:7(N) 7~8、9~10 黎明の亡都:1(A-B) 7~8、9~10 ダマスカス鋼 fc 愚者の空母:3(C) 1~3、4~6 煉獄の地下街:1(B) 1~3、4~6 煉獄の地下街:5(L) 1~3、4~6、7~8 高純度ダマスカス鋼 fc 愚者の空母:3(C) 7~8、9~10 煉獄の地下街:1(B) 7~8、9~10 煉獄の地下街:5(L) 9~10 黒鉄 fc 愚者の空母:4(D) 1~3 鎮魂の廃寺:1(A-C) 1~3 黎明の亡都:3(B左上) 1~3 黒鋼 fc 愚者の空母:4(D) 4~6 鎮魂の廃寺:1(A-C) 4~6 黎明の亡都:3(B左上) 4~6 黒曜鉄 fc 愚者の空母:4(D) 7~8、9~10 鎮魂の廃寺:1(A-C) 7~8、9~10 黎明の亡都:3(B左上) 7~8、9~10 セラミックプレート fc 愚者の空母:4(D) 1~3、4~6 蒼氷の峡谷:2(B) 1~3、4~6 強化セラミック fc 愚者の空母:4(D) 7~8、9~10 蒼氷の峡谷:2(B) 7~8、9~10 ポリカーボネート fc 愚者の空母:5(E) 1~3、4~6 煉獄の地下街:5(L) 1~3、4~6 蒼氷の峡谷:4(C) 1~3、4~6 贖罪の街:3(H-F) 1~3、4~6 強化ポリカーボネート fc 愚者の空母:5(E) 7~8、9~10 煉獄の地下街:5(L) 7~8、9~10 蒼氷の峡谷:4(C) 7~8、9~10 贖罪の街:3(H-F) 7~8、9~10 高速度鋼 fc 愚者の空母:5(E) 9~10 鉄塔の森:8(K) 9~10 人工皮革 fc 煉獄の地下街:1(B) 1~3、4~6 蒼氷の峡谷:3(B-C) 1~3、4~6 牛革 fc 煉獄の地下街:1(B) 7~8、9~10 蒼氷の峡谷:3(B-C) 7~8、9~10 ミスリル銀 fc 煉獄の地下街:1(B) 4~6、7~8、9~10 蒼氷の峡谷:5(D) 4~6、7~8、9~10 ジュラルミン fc 煉獄の地下街:2(E) 1~3、4~6、7~8 煉獄の地下街:4(J-K) 1~3、4~6 黎明の亡都:1(A-B) 1~3、4~6 ジュラルミン鋼 fc 煉獄の地下街:2(E) 9~10 煉獄の地下街:4(J-K) 7~8、9~10 黎明の亡都:1(A-B) 7~8、9~10 ポリエステル fc 煉獄の地下街:3(F) 4~6、7~8、9~10 黎明の亡都:4(B-D) 4~6、7~8、9~10 アダマンタイト fc 煉獄の地下街:5(L) 9~10 黎明の亡都:5(C) 9~10 ナイロン fc 煉獄の地下街:7(G) 1~3、4~6 贖罪の街:1(J) 1~3、4~6 鎮魂の廃寺:4(H) 1~3、4~6 黎明の亡都:3(B左上) 1~3、4~6 銀 fc 煉獄の地下街:4(J-K) ALL 煉獄の地下街:7(G) 1~3、4~6 黎明の亡都:3(B左上) 1~3、4~6 高純度銀 fc 煉獄の地下街:7(G) 9~10 黎明の亡都:3(B左上) 7~8、9~10 砂金 fc 煉獄の地下街:8(I) 1~3 黎明の亡都:4(B-D) 1~3 金 fc 煉獄の地下街:8(I) 4~6 黎明の亡都:4(B-D) 4~6 高純度金 fc 煉獄の地下街:8(I) 7~8 黎明の亡都:4(B-D) 7~8 プラチナ fc 煉獄の地下街:8(I) 9~10 黎明の亡都:4(B-D) 9~10 マホガニー木片 fc 煉獄の地下街:8(I) 4~6 黎明の亡都:5(C) 4~6 マホガニー fc 煉獄の地下街:8(I) 7~8、9~10 黎明の亡都:5(C) 7~8、9~10 綿 fc 蒼氷の峡谷:1(A) ALL 鎮魂の廃寺:3(F) ALL 作業着A fc 蒼氷の峡谷:1(A) 1~3 鉄塔の森:6(G-H) 1~3、4~6 鉄塔の森:8(K) 1~3 作業着B fc 蒼氷の峡谷:1(A) 4~6 鉄塔の森:8(K) 4~6、7~8 作業着C fc 蒼氷の峡谷:1(A) 7~8 鉄塔の森:6(G-H) 7~8、9~10 作業着D fc 蒼氷の峡谷:1(A) 9~10 鉄塔の森:8(K) 9~10 ニッケル fc 蒼氷の峡谷:1(A) 4~6 鉄塔の森:3(P) 4~6 ニッケルクロモリ鋼 fc 蒼氷の峡谷:1(A) 7~8、9~10 鉄塔の森:3(P) 7~8、9~10 壊れたドリル fc 蒼氷の峡谷:2(B) 1~3 鉄塔の森:8(K) 1~3 古いドリル fc 蒼氷の峡谷:2(B) 4~6 鉄塔の森:8(K) 4~6 ドリル fc 蒼氷の峡谷:2(B) 7~8、9~10 鉄塔の森:8(K) 7~8、9~10 低温用合金 fc 蒼氷の峡谷:2(B) 4~6、7~8 蒼氷の峡谷:4(C) 4~6、7~8、9~10 鎮魂の廃寺:2(D) 4~6、7~8、9~10 鎮魂の廃寺:6(P) 4~6、7~8、9~10 漢方 fc 蒼氷の峡谷:3(B-C) ALL 鉄塔の森:7(F) ALL 鎮魂の廃寺:2(D) ALL 変若水 fc 蒼氷の峡谷:5(D) ALL 鉄塔の森:5(I-J) ALL 鎮魂の廃寺:3(F) ALL プラスチック fc 蒼氷の峡谷:5(D) ALL 鎮魂の廃寺:6(P) ALL 変質した岩A fc 蒼氷の峡谷:5(D) 1~3 鉄塔の森:5(I-J) 1~3 変質した岩B fc 蒼氷の峡谷:5(D) 4~6 鉄塔の森:5(I-J) 4~6 変質した岩C fc 蒼氷の峡谷:5(D) 7~8 鉄塔の森:5(I-J) 7~8 変質した岩D fc 蒼氷の峡谷:5(D) 9~10 鉄塔の森:5(I-J) 9~10 カシミヤ fc 贖罪の街:1(J) 7~8、9~10 黎明の亡都:2(B右下) 7~8、9~10 ニット fc 贖罪の街:2(E-K) 4~6、7~8、9~10 贖罪の街:4(G) 4~6、7~8 鎮魂の廃寺:4(H) 4~6、7~8 メディカルキットA fc 贖罪の街:4(G) 1~3 黎明の亡都:2(B右下) 1~3 メディカルキットB fc 贖罪の街:4(G) 4~6 黎明の亡都:2(B右下) 4~6 メディカルキットC fc 贖罪の街:4(G) 7~8 黎明の亡都:2(B右下) 7~8 メディカルキットD fc 贖罪の街:4(G) 9~10 黎明の亡都:2(B右下) 9~10 聖水 fc 贖罪の街:4(G) ALL 鎮魂の廃寺:1(A-C) ALL 黎明の亡都:4(B-D) ALL 低純度玉鋼 fc 贖罪の街:8(M) 1~3 鎮魂の廃寺:1(A-C) 1~3 鎮魂の廃寺:? 4~6 玉鋼 fc 贖罪の街:6(L) 7~8 贖罪の街:8(M) 4~6 鎮魂の廃寺:? 4~6 高純度玉鋼 fc 贖罪の街:8(M) 7~8、9~10 鎮魂の廃寺:1(A-C) 7~8、9~10 鎮魂の廃寺:4(H) 9~10 神玉鋼 fc 贖罪の街:6(L) 9~10 鎮魂の廃寺:1(A-C) 9~10 賢者の石 fc 贖罪の街:8(M) 9~10 オリハルコン fc 愚者の空母:4(D) 9~10 オーク fc 鉄塔の森:1(B-C) 1~3 鉄塔の森:3(P) 4~6 鎮魂の廃寺:4(H) 1~3、4~6 黎明の亡都:5(C) 1~3、4~6 コーティング剤 fc 鉄塔の森:4(M) 4~6、7~8、9~10 鉄塔の森:5(I-J) 4~6、7~8、9~10 鎮魂の廃寺:5(K-O) 4~6、7~8、9~10 フリース fc 鉄塔の森:8(K) 4~6、7~8 嘆きの平原:2(B-C) 4~6、7~8、9~10 ヤドリギ fc 鎮魂の廃寺:4(H) 1~3、4~6 黎明の亡都:5(C) 1~3、4~6 高純度ヤドリギ fc 鎮魂の廃寺:4(H) 7~8、9~10 黎明の亡都:5(C) 7~8、9~10 小さな木像 fc 鎮魂の廃寺:6(P) 1~3 木像 fc 鎮魂の廃寺:6(P) 4~6 年代物の木像 fc 鎮魂の廃寺:6(P) 7~8、9~10 メモ ここは質問・交流用コメント欄ではありません。編集に関する話題以外は禁止します。 合成できる素材でも一度は回収か食べて入手しないと、リストにのらないみたい - 名無しさん 2013-11-24 23 27 39 コーティング剤 - Donald 2013-11-27 17 26 20 アラガミ繊維ってどこでとれる? - 名無しさん 2013-12-04 20 40 59 難易度7~8のオウガテイル - 名無しさん 2015-01-08 15 13 53 難易度7~8のオウガテイル - 名無しさん 2015-01-08 15 14 44 ポイントの方は各フィールドのページに書いたほうがわかりやすいんじゃないかな。地味に素材以外も混ざってるし - 名無しさん 2013-12-05 11 07 13 神玉鋼、 - 名無しさん 2013-12-08 15 09 27 ↑ミス、神玉鋼を鎮魂の廃寺スタート地点からすぐ左の場所で回収確認。難易度は10 - 名無しさん 2013-12-08 15 11 08 難易度9鉄塔の森K地点で高速度鋼が出ました. - 名無しさん 2014-01-13 16 25 44 牛革がどうしても取れないのですが、どうすればいいでしょうか? - 名無しさん 2014-01-23 22 17 18 強化ポリカーボネートが全然入手できませんどうしたらいいですか? - 強化不可 2014-01-26 07 11 07 STORYが進めば手に入れたことのない素材でもチケットで合成できる - 名無しさん 2014-01-26 15 09 54 ナイロン 黎明の亡都:3(B左上) - 名無しさん 2014-03-18 21 27 30 名前
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歩歩(偽) 性別:男 所属:無所属 所持武器:仏弾の射手 攻撃力:0 防御力:15 体力:6 精神力:3 危険学:6 特殊能力『安全二人三脚移動』 同じマスにいる任意の味方1名と自分は、安全靴と保護めがねを装備し、バッドステータス「安全靴」を永続で得る。 その後、2人は二人三脚で1マス移動する。 ただし、2人のうち、どちらか、あるいは両方が移動不能のバッドステータスを持っていた場合、この特殊能力は使用できない。 バッドステータス「安全靴」を保有する魔人は、以下の効果を無視できる。 ティアーズ以外の地形効果 精神攻撃でないフィールド系特殊能力 転校生以外のZOC [発動率95% 成功率100%] <計算式> 効果1:意味のあるバステ 25% (内訳:ティアーズ以外の地形効果無視 5% 精神攻撃でないフィールド系特殊能力無視 15% 転校生以外のZOC 5%) 範囲:同じマス 0 対象:任意一人と自分 0.1 効果時間:永続 2 効果回数:無限 1 補正1:二人三脚移動(二人の移動力-1+同時行動)+50% 補正2:移動不能時使用不可 +5% 調整:味方にしか使えない +5% FS:6 一発OKボーナス +10% GK注:安全靴は歩歩死亡時、二人三脚移動は歩歩、もしくは、二人三脚中の仲間 死亡により解除されます。 キャラクター説明 歩渡(あゆみわたる)の細胞から培養された人工魔人。 当初、歩家当主継承者死亡時のバックアップとして造られたが、計画を支援したぽぽ一族の暴走により生体兵器の開発へと変化した。 歩歩(偽)は、共同実験者として参加していた、「西洋のあっちん」ことストレンジラブ・トリスメギストス教授の協力によって、幸運にも脱走できた。 その後、歩歩(偽)は本物の歩歩(あゆみあゆみ)と出会う。 歩渡の義理の妹である歩歩は、義兄のため、羅漢学園に潜入したのだが、学籍に縛られ、充分な諜報活動ができないことに不満を感じていた。 また、歩歩(偽)は、ぽぽ一族から追われる身であり、学園自治法による庇護を求めていた。 そこで歩歩は、歩歩(偽)に自分の代わりをするよう提案する。 本物の歩歩は学籍をゆずることにより、いついかなる時でも否認可能な生徒、「シャドウ・スチューデント」となり、また、歩歩(偽)は追っ手からの追撃を逃れられるようになった。 さいわい、長期休暇をはさんでいたため、入れ替わりにともなう違和感は、イメチェンと認識され、クラスメイトに交代が発覚することはなかった(羅漢学園は体育の授業で着替えたりしない)。 歩歩(偽)は、レトロウイウルスを模したナノマシンをベクターとすることにより、自身の遺伝子を組み換える能力を持つ。 そのため、さまざまな環境に適応でき、理論上はP-T境界のスーパーアノキシアでも生存可能と推測されている。 武器は「神弾の射手」の機械部品を自身の生体細胞で置換し構築した「仏弾の射手」。 オオツキ重工のH.V.A.C(Hyper-Velocity Assault Carbine)と同等の連射性と貫通力を誇る。 接近戦ではパルマフィオキーナのような運用も可能であり、両腕掌部を合体させることで、さらに威力を上げることができる(いわゆる「かめはめ波スタイル」)。 ただし、使用時に腕全体が淡い光に覆われるという欠点があり、歩歩(偽)は発射のタイミングをわからなくするため、久慈衣料の長袖の作業着を着ている。 なお、この能力(仏弾の射手)は、周囲にはサイボーグ化したと説明している。 わりと笑っていることが多く、仲間割れなど、さつばつとした雰囲気でもフォローに回れるタイプ。 しかし、羅漢学園でもトップクラスのキルスコアを有するため、微笑んだまま人を殺していると思われている。 靴はナイキよりもシモンが好き。 特にシモンライトSL22-Bのファンである。 また、メガネは、重松製作所の保護めがねSP-18Fを使っている。 本物の歩歩は和歌山県田辺市龍神村の出身。 旅行客が日本三美人の湯である龍神温泉で産み落とし、旅館の女将によって育てられた。 歩家に養子縁組する前の旧姓は道歩(みちあゆみ)。 羅漢学園に入学する前は、生活のほとんどを温泉の中で すごした(小中学校は通信教育で済ませた)。 長いつややかな緑の黒髪を持つが、他者への厳しい態度から、容姿が美しいという印象は残りにくい。 しかし、自分にはもっと厳しい。 目的のためならいくらでもストイックで愚直になれるが、よりうまくいくよう工夫する柔軟さもある。 陳腐な言い方になるが、簡単に言えば、努力の天才。 好物はエクレアで、夜食としてよく食べている。 このシャドウ・スチューデントに仕事を手配している 女性が仲介屋のゴースト・レート。 むろん、コードネームであり、本名は不明である。 背は低いが、冷めた目と覇気の感じられない、淡々とした口調から、幼くは見えない。 若さのない小学生という表現がピッタリくる感じである。 いわゆるポニーテールよりも結び目の低い、編んでないお下げ髪。 ひたいは広い。 目は細長いが、糸目ではない。 シンプルな金属フレームの小さなメガネをかけている。 デザインはセイコーオプティカルプロダクツのオリジナルブランド「ベレッツァ」のBZ-7009が近い。 ねずみ色のブルゾンを愛用している。 PDAを持ち歩いているが、盗まれても最悪の事態を免れるよう、大事な情報は頭の中に入れている。 信用が唯一の財産と考えているため、裏切られることがない限り、依頼人の情報を売ることはない。
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登録日:2012/09/10 Mon 17 05 42 更新日:2024/03/20 Wed 20 36 40NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 バッカーノ! バッカーノ!1931 吟遊詩人 月刊電撃コミックガオ! 漫画 漫画版 2007年より『月刊電撃コミックガオ!』にて連載されていた『バッカーノ!1931』のコミカライズ。 サブタイトルは原作と同じく「The Grand Punk Railroad 」。 作画は吟遊詩人。全2巻。 大陸横断鉄道「フライング・プッシーフット号」の騒乱を描いた1931の特急編および鈍行編の漫画化作品。 しかし二編において同時間軸を別視点でそれぞれ描いた原作とは違い、 こちらでは進行を並行させて鈍行編での種明かしもある程度最初から描いている。 また、物語中盤より漫画オリジナルキャラクターがストーリーに参入した。 そのオリキャラも話のほとんどは原作通りの視点巡る群像劇形式で描かれていることもあり、 歯車の一部といった感じで出すぎることなく溶け込んでいる。 が、掲載誌の休刊で作品も打ち切りとなったため、 最終話のみはオリキャラの動向に焦点を絞って彼のいたifストーリーは一旦〆・少し時間は戻り原作本編スタートという形となっている。 そういった経緯のためオリキャラの設定や存在には消化不良な点がいくつか残っていたが、そのあたりは数年越しに原作で拾われることに。 後に発売した1931臨時急行編ではオリキャラの会話が一部描かれ、 最新刊である1935ではこの漫画を読んでいるとより楽しめる描写が散見されている。 【主なキャラクター】 ◆アイザックとミリア 大体いつも通りの泥棒バカップル。 今作では同じベクトルにネジのトんでいるオリキャラのジャッカローゼも加えて、 時折ますます明後日の方へ向かっていく。 ◆ジャグジー・スプロット 不良集団のリーダー。泣き顔が豊富。 単行本あとがきによると作中に単発キャラが多かったため、少し原作と比べて髪を長くしてあるとのこと。 ◆ラッド・ルッソ 白服リーダー。この漫画で最初にスポットが回ってきたキャラ。 原作と比べて外見年齢が大幅に下がった若々しい顔立ちになっており、それに伴い恋人のルーアも若めになっている。 1巻末に没となった原作をある程度再現しようとした初期ラフが載っているが、 作画者曰く「今見るとこのラッド気持ち悪い(笑)」状態になってしまっている。 ◆グース・パーキンズ 黒服こと「幽霊」リーダー。黒服連中の中でもかなり目立っている。 というか本筋が始まったところで物語が終了しているため、 彼とモブ黒服以外は主要格であるシャーネも含めてかなり空気。 ◆チェスワフ・メイエル 少年姿の不死者。 鈍行編のエピソードが並行展開していたため、 ミスリードは無しで最初から不死者であることや本性も描かれている。 ◆レイチェル 作業着の女。こちらも本筋が始まったところで終わっていることもあり、 あちこち動き回ってはいるものの自身については何か含みがあることが軽く描かれている程度。 レイルトレーサーと遭遇して以降、驚いたり追いかけ回されて割と切実に涙目になっていたりとある意味表情が活き活きしている。 ◆ネイダー 「幽霊」の裏切り者。本作ラストにて独自に、 裏切りで殺されかけてからその後生き延びていることが発覚するまでの間の出来事が描かれている。 彼が原作でその後起こした行動のきっかけはジャッカローゼであり、 見ず知らずの他人である自分のためにヒーローとして振舞う彼の姿と幼なじみの前でヒーローになろうとした自身の過去が影響している。 ◆「線路の影をなぞるもの(レイルトレーサー)」 都市伝説の化け物。特急編ラストまで人外の化け物として描写されていた原作とは違い、 最初から少なくとも人の姿をした化け物として描かれている。 ネタバレで正体を知らない人でもおおよその外見から分かる人には分かる仕様。 【オリジナルキャラクター】 ◆ジャッカローゼ・ボロニアル 自称「正義の名を騙る男」。おそらく本人は間違いに気付いていない。 バカップルと同列のおバカさを持つが二人と比べ真面目な顔も時折り見せる。 列車内にて黒服を前に正義を名乗ろうとしたところで射殺。 かと思いきや恋人のロゼッタがくれた亀の人形(?)が銃弾を止めたおかげで何ともなかった。 しかしその後、生き延びていたことでチェスに不死者と誤認された上、 頭を撫でようとしたのが不死者が不死者を「食う」動作であったため狂乱を起こした彼に刺されてしまう。 今度こそ死ぬかと思いきや列車の発車時間前に目を覚まし、嫌な予感と自分以外のヒーローが列車にはいることを感じて乗ることを断念した。 原作の1700年代に登場したエスペランサ・C・ボロニアルとは同姓だが関係があるかは不明。 ◆ロゼッタ ジャッカローゼの彼女。無茶する彼を心配しながらも小声では悪態をついている。 ジャッカローゼに列車に乗り込んでから刺殺されるまでの夢を見せたのも彼女だと思われる。 その他にも相手の手中から武器系統を触れることなく奪い去るという原作における「悪魔」と同じ力を見せるなど謎が多い存在。 彼女が「何」なのかは原作1935にて断片的にではあるが触れられている。 「俺の名はジャッカ…みんな大好きジャッカローゼ!追記・修正の―「何度も名乗るな!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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部品構造 大部品 キア・リント・レイン RD 23 評価値 7大部品 生まれと育ち RD 4 評価値 3部品 砂漠生まれの西国人 部品 家業の遊牧を手伝う 部品 遊牧で身に付いた記憶力 部品 砂漠で培われた体力 大部品 身体的特徴 RD 4 評価値 3部品 小柄で細身 部品 人が良さそうな笑顔 部品 姿勢が良い 部品 豊かな髪 大部品 性格 RD 3 評価値 2部品 家事全般が趣味できれい好き 部品 細かいことも気がつくが気にしない 部品 美味しいものは笑顔を呼ぶ 大部品 ナニワ政府スタッフ RD 2 評価値 1部品 役割 部品 心得 部品 ナニワ政府の広報伝令係 部品 王猫さまの話し相手 部品 民に交じる 大部品 服装 RD 2 評価値 1部品 日除け布 部品 質素な民族衣装 大部品 持ち物 RD 5 評価値 3部品 シンプルな指輪 大部品 応援メガホン RD 4 評価値 3部品 使用方法と目的 部品 形状 部品 素材 部品 カラーリング 部品定義 部品 砂漠生まれの西国人 砂漠に暮らす西国人の家庭に生まれた。祖母と父母、姉2人と兄、妹がいる。年上の兄と姉1人は独立して家を出ている。 部品 家業の遊牧を手伝う 生家の家業は遊牧だった。数家族で井戸や水場を巡り定期的に移動しながら、家畜を育て、定住者と交易しながら天幕で生活をしていた。 部品 遊牧で身に付いた記憶力 砂漠で暮らすには、砂の色、星の位置、ささやかな地形変化等、そんなもので今いる場所を見極めていた。細かなことも観察し記憶することが身についている。 部品 砂漠で培われた体力 日々、足場が良いとは言えない砂地の上を家畜を追いながら歩き、走り、時には騎乗する。おのずと体力には自信がついた。 部品 小柄で細身 普段は日除けの布を被り、ゆったりした肌を出さない服装をしているが、よく見ると小柄で細身であることが判る。 部品 人が良さそうな笑顔 大きめの瞳は人によれば不思議そうな表情に見えるようだが、にこりと表情を和らげると見知らぬ人にもホッとした顔で話しかけられることが多々あった。 部品 姿勢が良い ナニワにはよくあることだが生家は貧しかったため、身を飾るものはほとんど持たなかった。せめてもと、いつも背筋を伸ばし胸を張るようにしている。 部品 豊かな髪 普段は濃い灰色の長い髪を、邪魔にならないよう結い上げ日除け布を被っている。ほどくと緩やかに巻かれたような髪型となる。 部品 家事全般が趣味できれい好き 細々と動くことは嫌いではない。特に寝食する天幕の中が清潔に整えられていると、そこで何をしよう、と心が華やかになる。 部品 細かいことも気がつくが気にしない とは言え、それが保たれなくともそれほど気にしない。常に風が吹き、砂が入り込み、来客があり、良いことも悪いこともそうして変化していくものだからだ。 部品 美味しいものは笑顔を呼ぶ 特別なものではなくとも、なるべく美味しいものを作り、振る舞い、食するのを好む。日々の中で、心を慰め笑顔になれることが1回でも多いのは良いことだと感じている。 部品 役割 王猫を守り、ナニワアームズ商藩国を住みよい国にするために働く職員。様々の職業・役割のものがいる。人間、猫士、怪獣からなる。 部品 心得 皆が笑顔になれる街を作る。涙を流すこともあるだろう、苦労するときもあるだろう。だが、そこで絶望せずに明日の街を作り、自分が他人が幸せになる街を作るのだ。 部品 ナニワ政府の広報伝令係 政府の決定事項・方針などを、国民の大勢にお知らせする係。メガホン片手にお知らせですよーと歩き回ったり、時々はチラシやポスターを作ったりもする。 部品 王猫さまの話し相手 他のナニワの猫士たちとともに、王猫さまにご飯をお出ししたり、話相手になったり、撫でたりする。王猫さまにスリスリされる以外の特権や権力は特にない。 部品 民に交じる 基本的には、日々復興地の掃除をしたり、料理をしたり、愚痴を聞いたり、書類整理を手伝ったり、農作業したりしている。 部品 日除け布 元は綺麗だったと思われる、古びて色あせた布。しかしよく見ると、細かい模様が丁寧に織ってあり手が込んでいる。 部品 質素な民族衣装 ナニワの民族衣装の体裁で身奇麗にはしてあるが、質素すぎて作業着の感が否めない。大抵農作業で砂がついている。肌は顔と手以外は見えない。 部品 シンプルな指輪 革紐を通し、無くさぬよう大事に首にかけてある。ずいぶん古いもののように見える。迷う時には、これに触れて考える癖がある。 部品 使用方法と目的 声を大きく遠くへ届けるためのもの。スポーツの試合などの際に、応援席から筒状の細い方に口を当て、選手に励ましの言葉をかけ応援する。広報にも使える。 部品 形状 円錐形を二つくっつけ、細い方を蝶番等で接続した形にしてある。声を拡声する以外に、打ち鳴らして応援もできるようになっている。 部品 素材 叩いたりしても壊れにくいよう、また人にあたっても怪我をさせないよう、多くのものがプラスチックや丈夫な紙でできている。 部品 カラーリング 様々な形状・色のものがあるが、ナニワで人気なのは何故か黄色と黒のツートンカラーや、白に黒の縞模様のものなどである。 提出書式 大部品 キア・リント・レイン RD 23 評価値 7 -大部品 生まれと育ち RD 4 評価値 3 --部品 砂漠生まれの西国人 --部品 家業の遊牧を手伝う --部品 遊牧で身に付いた記憶力 --部品 砂漠で培われた体力 -大部品 身体的特徴 RD 4 評価値 3 --部品 小柄で細身 --部品 人が良さそうな笑顔 --部品 姿勢が良い --部品 豊かな髪 -大部品 性格 RD 3 評価値 2 --部品 家事全般が趣味できれい好き --部品 細かいことも気がつくが気にしない --部品 美味しいものは笑顔を呼ぶ -大部品 ナニワ政府スタッフ RD 2 評価値 1 --部品 役割 --部品 心得 -部品 ナニワ政府の広報伝令係 -部品 王猫さまの話し相手 -部品 民に交じる -大部品 服装 RD 2 評価値 1 --部品 日除け布 --部品 質素な民族衣装 -大部品 持ち物 RD 5 評価値 3 --部品 シンプルな指輪 --大部品 応援メガホン RD 4 評価値 3 ---部品 使用方法と目的 ---部品 形状 ---部品 素材 ---部品 カラーリング 部品 砂漠生まれの西国人 砂漠に暮らす西国人の家庭に生まれた。祖母と父母、姉2人と兄、妹がいる。年上の兄と姉1人は独立して家を出ている。 部品 家業の遊牧を手伝う 生家の家業は遊牧だった。数家族で井戸や水場を巡り定期的に移動しながら、家畜を育て、定住者と交易しながら天幕で生活をしていた。 部品 遊牧で身に付いた記憶力 砂漠で暮らすには、砂の色、星の位置、ささやかな地形変化等、そんなもので今いる場所を見極めていた。細かなことも観察し記憶することが身についている。 部品 砂漠で培われた体力 日々、足場が良いとは言えない砂地の上を家畜を追いながら歩き、走り、時には騎乗する。おのずと体力には自信がついた。 部品 小柄で細身 普段は日除けの布を被り、ゆったりした肌を出さない服装をしているが、よく見ると小柄で細身であることが判る。 部品 人が良さそうな笑顔 大きめの瞳は人によれば不思議そうな表情に見えるようだが、にこりと表情を和らげると見知らぬ人にもホッとした顔で話しかけられることが多々あった。 部品 姿勢が良い ナニワにはよくあることだが生家は貧しかったため、身を飾るものはほとんど持たなかった。せめてもと、いつも背筋を伸ばし胸を張るようにしている。 部品 豊かな髪 普段は濃い灰色の長い髪を、邪魔にならないよう結い上げ日除け布を被っている。ほどくと緩やかに巻かれたような髪型となる。 部品 家事全般が趣味できれい好き 細々と動くことは嫌いではない。特に寝食する天幕の中が清潔に整えられていると、そこで何をしよう、と心が華やかになる。 部品 細かいことも気がつくが気にしない とは言え、それが保たれなくともそれほど気にしない。常に風が吹き、砂が入り込み、来客があり、良いことも悪いこともそうして変化していくものだからだ。 部品 美味しいものは笑顔を呼ぶ 特別なものではなくとも、なるべく美味しいものを作り、振る舞い、食するのを好む。日々の中で、心を慰め笑顔になれることが1回でも多いのは良いことだと感じている。 部品 役割 王猫を守り、ナニワアームズ商藩国を住みよい国にするために働く職員。様々の職業・役割のものがいる。人間、猫士、怪獣からなる。 部品 心得 皆が笑顔になれる街を作る。涙を流すこともあるだろう、苦労するときもあるだろう。だが、そこで絶望せずに明日の街を作り、自分が他人が幸せになる街を作るのだ。 部品 ナニワ政府の広報伝令係 政府の決定事項・方針などを、国民の大勢にお知らせする係。メガホン片手にお知らせですよーと歩き回ったり、時々はチラシやポスターを作ったりもする。 部品 王猫さまの話し相手 他のナニワの猫士たちとともに、王猫さまにご飯をお出ししたり、話相手になったり、撫でたりする。王猫さまにスリスリされる以外の特権や権力は特にない。 部品 民に交じる 基本的には、日々復興地の掃除をしたり、料理をしたり、愚痴を聞いたり、書類整理を手伝ったり、農作業したりしている。 部品 日除け布 元は綺麗だったと思われる、古びて色あせた布。しかしよく見ると、細かい模様が丁寧に織ってあり手が込んでいる。 部品 質素な民族衣装 ナニワの民族衣装の体裁で身奇麗にはしてあるが、質素すぎて作業着の感が否めない。大抵農作業で砂がついている。肌は顔と手以外は見えない。 部品 シンプルな指輪 革紐を通し、無くさぬよう大事に首にかけてある。ずいぶん古いもののように見える。迷う時には、これに触れて考える癖がある。 部品 使用方法と目的 声を大きく遠くへ届けるためのもの。スポーツの試合などの際に、応援席から筒状の細い方に口を当て、選手に励ましの言葉をかけ応援する。広報にも使える。 部品 形状 円錐形を二つくっつけ、細い方を蝶番等で接続した形にしてある。声を拡声する以外に、打ち鳴らして応援もできるようになっている。 部品 素材 叩いたりしても壊れにくいよう、また人にあたっても怪我をさせないよう、多くのものがプラスチックや丈夫な紙でできている。 部品 カラーリング 様々な形状・色のものがあるが、ナニワで人気なのは何故か黄色と黒のツートンカラーや、白に黒の縞模様のものなどである。 インポート用定義データ [ { "title" "キア・リント・レイン", "type" "group", "children" [ { "title" "生まれと育ち", "type" "group", "children" [ { "title" "砂漠生まれの西国人", "description" "砂漠に暮らす西国人の家庭に生まれた。祖母と父母、姉2人と兄、妹がいる。年上の兄と姉1人は独立して家を出ている。", "type" "parts" }, { "title" "家業の遊牧を手伝う", "description" "生家の家業は遊牧だった。数家族で井戸や水場を巡り定期的に移動しながら、家畜を育て、定住者と交易しながら天幕で生活をしていた。", "type" "parts" }, { "title" "遊牧で身に付いた記憶力", "description" 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https://w.atwiki.jp/woran/pages/39.html
迷宮都市、ああ迷宮都市、迷宮都市。 一句、10歳の少女が読み上げた。 ノノは決して暇というわけではなく、やりたいことはたくさんある。 試作機も含めて二年の月日を掛けて、やっと完成した魔道具を試してみたりもしたい。 色々なアイデアがあり、それを形にしたい。 溢れるばかりの若いエネルギー、無限に湧き出るアイデア、その二つを活かし切るだけの魔道具技師としての腕もある。 だが、大きな問題があった。 「お金がーーーーない!」 馬鹿な魔道具を作り続け、時たま、ロウや珍しい物好きの変な奴や、10歳の魔道具技師であるノノの手作りということで買っていく変態はいるものの、殆んど誰も買ってはくれないのだ。 馬鹿な魔道具を作り続けていたのはノノだけではなく、地獄の底にいると思われる親父もそんな物ばかり作って、貯蓄も殆んどなしに地獄に堕ちやがったのである。 「そんな大声でみっともないことを……地獄にいる親父さんが泣くぞ?」 「なんで僕の親父が地獄にいると思ってんだ!」 ノノもそう思っているが、失礼にもほどがあると、昼間になってやっと起き出した駄目人間に怒鳴る。 「あの野郎、楽しみにしてた俺のデザート勝手に食いやがったんだ」 「地獄のハードル低い!」 「あっ、そういや、クッキー美味かったぞ」 「何勝手に食ってんだ! 地獄に堕ちやがれ!」 ただでさえ、お金が足りなくて困っているのに、この男と来たら……と、殆んど居候状態の浮浪者、ロウを睨んだ。 駄目人間の親父の友人の駄目人間。 類は友を呼ぶ。 それにしても、なんて置き土産をしていったんだと、ノノは地獄の父親を恨む。 「クッキーは勝手に食うし、発明品は馬鹿にするし、汗臭いし、小汚いし……」 すぐにどっか行くし、とノノは言葉を飲み込んだ。 文句を言ったところで、お金が降ってくるわけではない。 浮浪者に言えば降ってくる気もするが、それは不快である。 仕方ないか。 ノノはため息を吐き出して、やりたくないことをすることにした。 ガチャガチャと物が溢れかえっている工房の中で、何も紋様が書かれていない金属の板を取り出す。 魔道具の材料だ。 それと、いつも手元に置いている器具の持ち心地を確かめてから、ほんの少しだけ着崩していた作業着をしっかりと着用し直した。 ノノがやりたくないけれど、生きるために行うこと。 それは、売れ筋商品の製造、である。 勿論、戦闘用の魔道具ではない。 戦闘用の魔道具なんて物を一つ売れば、一生楽して暮らせるかもしれないが、それだけはしてはいけないことであることを、幼いながらに理解していた。 「……やるか」 大人に甘える幼い少女の顔から、技師の顔に。 世界一を自称する腕は伊達ではない、こんな街の片隅にあるような小さな工房。 世界一と異様にインパクトと押しが強い看板を掲げているのに、誰も名を知らないような小さな店でしかない。 だが、そんなことは技師としての腕に関係はなかった。 本気で売り出せば、世界一と誰もが謳う技師にはなれるだろう。 誰もが世界一と謳う技師が、本当に世界一か。 少女は、ノノは知っていた、世界一の男の背中を。 誰に認められた訳でもないが、明確に他とは一線を画す腕前に、その腕を正しく扱える信念。 その信念ゆえに、誰にも認められることなく地獄に堕ちやがったが、その背を恥じに思ったことは一度としてない。 世界一を受け継ぎし腕前により、奇跡の魔道具を生み出してくれよう。 その意気込みとともに、ノノは器具を握りしめた。 事前に材料として作っておいた金属の板を、必要な分だけ切り出す。 切り取る基準は平方cmの単位ではなく、手に持った時の重み、0.001g以下の誤差はあるだろうが、限りなく正確に、脳内にある設計図に近づくように金属の板を切り出すと、次はそれに圧力をかけるための機材を弄る。 普段から整備は欠かしていないが、埃の一つでも入った時点で失敗になる。 確かに何の邪魔もないことを確認してから、その機材に切り出した金属を設置して、ゆっくりと、それに魔力を込めて圧力をかけていく。 しばらく待ち、息を止めながら圧力をかけるのを止めて、紙よりも遥かに薄い姿となった金属を取り出す。 それを特別な器具で掬い取り、作業場に置く。 金箔のようなそれを、一つの長方形になるように切り、また特別な器具を手に取った。 魔道具として最も重要な作業である、魔術式の刻印。 普通の技師ならば、既に存在している指輪や腕輪などに後付けで彫ることが一般的だが、ノノが父親から受け継いだ技は、そんなことはしない。 重さにして、10gにも満たないような金属の薄い膜は、ノノの身体を越すほどに薄く広がっている。 1.5m×1.0mの長方形、薄さは現代の技術力では計測不可能。 その板や紙とも言えないような、薄膜に、魔術式を彫っていく。 ひたすら魔術の知識を演算しながら、完成形を思い浮かべながら……。 埃の一片でも入れば終わり、そんな世界の中で、延々と掘り続ける。 何時間、何十時間経ったのかは不明だが、全て書き終えた。 ここからが本番だと、ノノは何かを言うでも、何かをするでもなく気合いを入れ直す。 この膜を折り畳み、丸め、捻じ曲げて一つの輪とする。 膜が破れるのは勿論のこと、ほんの少しでも弾性、粘性、塑性、薄さ、を誤れば膜に彫られた紋様が一つ二つ潰れることになり、何の効果もない魔道具になってしまう。 一切のズレなく折り畳み、丸め、捻じ曲げる。 当然その過程で紋様に歪みが発生するが……ノノはその歪みや潰れを計算して紋様を書いている。 漸く、指輪の形になった金属を見て、一息吐き出す。 山場は越えたが、まだ仕上げが残っている。 このままでも魔道具としては扱えるが、脆すぎる。 熱したことにより、溶けた金属。 非常に融点が低く、溶けやすいようになっているそれを、指輪に塗っていく。 この時に力加減や温度を間違えると終わりだが、今迄の作業に比べると幾分も難易度の低いもので、楽々と終える。 一通りの作業を終えて、指輪を埃の入らない場所に移す。 作業はもう終わりだが、最後に塗ったメッキから、沸点が低い金属が勝手に蒸発してくれるのを待って終了だ。 散らかった物を片付けるより前にこの疲れを癒したいと、ノノは身体を伸ばしながら、座れる場所を探した。 ロウの隣の場所……は避けるとして……。 ノノはロウの隣に知らない男が座っていることに気が付き、驚く。 ノノが知らない男はパチパチと拍手をして、ノノに賞賛を送る。 「素晴らしい腕だ。 本当に」 「まぁ、世界一だからな」 ノノは自慢するのも謙遜するのも、嫌味を言うのも面倒になり、事実を伝える。 男はそんなノノを見て、少し笑う。 「今の魔道具は何を?」 「あれは大した物ではないよ。 所詮指輪程度の小物だからな。 これ、作ってたのの完成品」 ノノは近くの棚から一つの銀色の指輪を投げ渡す。 「付けて、魔力を流してみな」 作業着の袖で額を拭いながら言った。 男は自らの指に嵌め、ゆっくりと魔力を流し込んだ。 ポロン、ポロン、と聞こえてくる、小さな音楽。 魔力が切れたのか音楽が止まると男は息を吐き出して、指輪をしげしげと眺めた。 「オルゴール……。 風属性の魔法で、空気を震わしているのか」 決して、不可能なことではない。 細々とした巨大な魔術式を用意したら、時間はかかるものの、ある程度の魔術に関する学がある者ならば作ることも可能だろう。 指輪という小さな物に詰め込もうと思わない限りは。 「ああ、それは僕が作ったものではないけど、いや、僕が作ったものではあるんだけど……」 父親の設計図通りに作ったものであり、自分の発明品ではないことを示そうとするが、少女の語彙では伝えきれなかったのか、男は首を捻った。 「これは、素晴らしい物だ」 男がそう言った後、ロウはニヤリと笑った。 「こいつ、来月結婚するんだってよ。 それでお揃いのアクセサリーが欲しいって言うから、連れてきたんだ」 金蔓か、金蔓である。 二人は目配せをして、その男に売り付ける算段を立てる。 「その……聞き辛い事なんだが、この魔道具はどれぐらいの値段だろうか」 ノノがロウを見て、ロウが男の姿を見る。 至るところに怪我があるのは、冒険者だからだろう。 あまり身体が大きくない、帯剣もしておらず、魔術師なのではないかと目星をつける。 魔術師なのに怪我を積み重ねている、それはベテランの証か、あるいはダメな冒険者か。 薄汚れた服装から、その服の素材から、ロウはベテランの冒険者であることを認める。 ノノを見てから頷くと、頷きを見た少女は笑みを浮かべて頷き返した。 幾ら、この冒険者から毟り取れるかを考える。 「まぁ……これぐらいの指輪なら、金貨十枚って、ところかな?」 金貨十枚、それはベテランの冒険者であったとしても決して安い物ではない。 クッキーで換算すると、だいたい十万枚分ぐらいの価値。 ロウで換算すると、だいたい五千体ぐらいの価値である。 決して安い買い物ではないが。 「この魔道具、二ついただこうか」 即決出来る程度の収入と、価値を見出す目は持っていた。 だが、ノノは男の言葉を否定するように首を横に振る。 「何故だ」 「せっかくの買い物だ。 他にも色々見ていた方がいい。 それに、今なら僕が直々にお前用に作ってやってもいいぞ。 嫁さんにも、好きな曲ぐらいあるだろう?」 ロウは好きな曲がない奴もいるだろうと思ったが、杞憂だったのか、男は分かりやすく笑みを浮かべて立ち上がった。 「親方!」 「おう。 一つ、金貨二十枚ってところかな」 値段を吊り上げるための言葉だった。 男は流石に二つで金貨四十枚という値段に少しだけ表情を歪める。 それはそうだ、金貨四十枚といえば、田舎で小さなお家……という一定の人の理想の家を建築出来るだけの価格だった。 「いや、僕からの結婚祝いだ。 二つで金貨三十五枚、それで引き受ける」 「親方!」 その値段ならば田舎で小さなお家は不可能だ! 男はその話に飛びついた。 「いいってことよ。 曲が決まったら、また来な」 「はい!」 男は何度か礼を言ってから出て行った。 「ボリすぎじゃね?」 「……いや、お金ないから」 自分が連れてきた金蔓ではあるが、いつもの十倍近い値段で売り付けようとされている姿を見て、少しだけ同情する。 複雑な魔術式と真似出来ない技術を込められた道具として見ては、それでも破格の安さではあるが……。 少女のクッキー代と、発明品に注ぎ込まれる金と考えると、あまりに高すぎる。 「えへへ、クッキー……」 ノノの緩んだ顔を見て、ロウはため息を吐き出した。 この前はいい娘に育ったと思っていたが、やっぱりこいつは駄目かもしれない。 手に入るお金と、その使い道を考えて惚けているノノから離れ、住宅として使っている部屋からお茶とクッキーを取り出して、ノノの前に置く。 「まぁ、とりあえずお疲れさん」 「おう……僕のクッキー、全部食べてたわけじゃないんだな」 「いや、さっき買ってきた。 客を見つけてくるついでに」 ノノは一口クッキーを齧り、顔を顰めた。 「いつものところのと違うな。 これだから、アホのロウは駄目なんだ……」 「誰がアホだ」 二人でお茶を啜る。 ロウは時々こうして仕事を持ってくることで、ここに泊めてもらうことを許されている。 実際はそんなことをしなくても変わらないのだが、ロウの生業上、そうすることが理念なのである。 まだ子供だから問題はないが、あと数年もしたら今までのように面倒を見るために泊まることは出来なくなるだろう。 年頃の女性が、いい歳こいた男が同じ部屋で寝泊まりなんてしていたら、嫁ぎ先がなくなる。 ただでさえ女らしさの足りない小娘なのに、下世話な噂が立ってしまえば……。 死んだ友人への申し訳なさが溢れてくる。 ロウはため息を吐き出し、ノノを見る。 「そろそろお前も、家事ぐらい覚えないと駄目だな」 「ロウがやればいいだろう。 僕は技師だぞ?」 「いつまでも、俺がいるわけないだろうが。 あと数年したら、こうしているわけにもいかないだろう」 「いいだろう。 そんなの、僕は気にしないぞ」 娘ではなく、息子だったならばそんなことを気にせずに世話が焼けていただろう。 その上、技師がだと舐められる。 なんでこいつが女の身に産まれてきたのか、その不運を嘆くように首を横に振る。 「なんだよ。 お前は小さい女を気にするような奴だったのか……」 「お前も嫁がないとならんだろう。 その嫁ぎ先から見てみろよ。 男と同じ部屋で寝泊まりって」 ロウが呆れたようにそう言うと、ノノは幼い顔を顰めて舌打ちをする。 「そう思うのなら、早く出て行けよ!」 「何突然キレてんだよ」 ノノは飲みかけの茶を盆の上に叩き乗せて、食べかけのクッキーを口に含めて一気に飲み込んだ。 そのまま、工房の床を鳴らすように歩き、散らかっていた工房の床を、もっと散らかすように作業を始める。 その作業も、まだ何処にもいかない男が気になって集中が出来ない。 そんな中、工房の中に一人の男が足を踏み入れたのが見えた。 いつもならばそんなことに気がつかずに作業を続けていただろうが、今日は違った。 顰めたままの表情を入ってきた物に向ける。 また、知らない男だ。 「……随分、大きくなったな」 男はノノを見てそう言った。 親父の知り合いか、と手に持っていた物を所定の位置に戻しに立ち上がりーーーーロウが、その男を殴り飛ばしていたのを、見た。 「何、ここに面出してんだ! ラング!!」 産まれて初めて聞いた、親代わりの居候の男の怒鳴り声。 ノノはまだ10歳の若さであり女、幼く弱い少女。 恐ろしくないわけがなかった。 男は工房の扉に引っかかって止まり、口の端から血を垂らしながらロウを見た。 「……お前も、何故ここにいる。 ロウ」 男は立ち上がりながら言って、ロウを嘲笑うように口元を歪めさせた。 男が入るために開いた扉、そこから入り込んでくる風が、ヤケに寒々しかった。
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ん?ここはどこだろう?首を動かして周りを見渡した。 上、右、左、下と順番に見てみるが全て青一色。しかし焦点が合ってくると 視界の上下半分ぐらいで、濃い青と薄い青にきれいに分かれているのがわかった。 僕「…飛んでる?」 耳元で鳴る風を切る音、独特の浮遊感、何故か両足に履いたストライカーと 雲1つ浮かんでいない光景から割り出した。誰かが耳元で僕の名前を読んでいるらしい。 僕「鬱陶しいな…」 もっと遠くまで、もっと速く飛びたいのに 耳元で叫ぶ誰かのせいで気が散ってしょうがない。 誰かを振り払おうとして左手を動かすと、急に僕の左脚が熱くなった。 僕「おい、バカ、誰だよ整備したやつは!」 思わず叫んだ。帰ったら整備担当をぶちのめしてやる。くそったれ。事故ったらどうすんだ。 じわりと左のストライカーが発熱する。外そうにも外せない。熱い。 しかも雨粒が当たった時のように、規則的に熱くなる。 しかもその熱い雨粒はだんだん大きくなる。耳元の無線もうるさくなった。 僕「ちくしょう、何だってんだよぉぉぉぉぉ!!!!」 虚空に向けて叫ぶと 「………て下さい、中尉!起きてくださいって!」 整備兵が僕の肩を揺すっていた。 眠気の奥深くで沈殿していた意識が一気に浮上する。 僕「…夢……か?」 錆付いたような喉から言葉を搾り出して、首を動かし周りを見る。 石造りの床、古びた電灯、表皮が剥がれかけたソファ、カドが欠けたコーヒーテーブル。 漂う空気の脂臭さでここが整備中隊の休憩室とわかった。 「中尉、大丈夫ですか?勤務中に居眠りした上にうなされるとか、らしく無いですよ」 僕「ああ、すまない…」 心配そうに整備兵がこちらを見てくる。連日の整備と書類の処理で疲れが出たのだろう。 先任が虫垂炎で入院してから、いままで先任が受け持っていた業務がこちらに回ってきた。 慣れない書類整理で消灯時間ギリギリまで物書きをしていることが多くなった。 僕「うげ、作業着にコーヒーが…」 カーキ色の作業着を見て呻いた。左脚の膝下から香ばしい匂いがする。 こぼれたコーヒーは書類にギリギリかからずに、テーブルを伝って脚に滴ったらしい。 片付けようと書類をどけて雑巾を机の上に載せると、壁のスピーカーがブツッと鳴り 管制塔からの指令が入った。 整備中隊全員に告ぐ。天使達が戻ってくる。着陸の受け入れ準備を それだけ伝えて唐突にスピーカーの電源が落ちた。管制はいつもこうだ。 余分な事は伝えない。 僕「飛行後点検と地上誘導の準備を。かかれ」 落ちた略帽をかぶり直しながら、管制と同じぐらい簡潔な指示を出す。 ウィッチが帰ってくると聞いて浮き足立った整備兵に混じり、誰にも聞かれないように呟いた。 僕「嫌な夢だったな…」 根拠はないが何となくそう思った。 作業靴と脚まとわりつく違和感に顔をしかめつつ、飛行後点検の準備に取り掛った。 格納庫 格納庫の入口から紺と朱が上下2つにぼんやりと分かれた空が見える。そろそろ夕暮れ時か。 まだぼやけた影にしか見えないが、ウィッチが着陸のアプローチで滑走路に正対して ゆっくりと降下しているのが見えた。 天使達が着陸し歩く速度まで減速した後、地上誘導員役の腕の動きにあわせて 後ろ向きに発進ユニットへ近づく。十分に近づいたら腕をクロスさせ、後ろに控えていた 別の整備兵がクランプを締める。ウィッチがストライカーを脱いでから点検に移った。 僕「少佐、お疲れ様です」 坂本「あ、ああ…中尉か…」 整備担当の紫電改を脱いだ坂本少佐を労うが、どこか上の空な反応が返ってきた。 研ぎ澄まされた刀にも似た人が、ぼんやりとしているもの珍しい。 さっきまで勤務中に寝ていた僕が言えたことではないが。 坂本「いつも通り、紫電改の整備を頼んだ…」 僕「了解」 そのままフラフラと他のウィッチに続いて通用口から出ていった。 魔法力の消耗で戦闘後に足元が覚束無くなることは、無いことではない。 ただ、魔法力だけでなく、それ以外の何かも削っているように見えた。 ミーナ「…僕技術中尉さん、少し話があるので応接室まで今から来れますか?」 いつの間にか横にいた中佐に話しかけられる。表情が険しい。 僕「紫電改の飛行後点検があるのですが…」 ミーナ「今後に関わる重要なことです。すぐに出頭出来ますか」 有無を言わせぬ口調で言葉を被せられた。お茶会レベルの話ではないようだ。 僕「…了解です。点検の引継ぎがあるので少々遅くなりますが、よろしいでしょうか?」 ミーナ「わかりました。終わったらすぐに来てくださいね」 そう言って踵を返し、通用口から出ていった。 中佐直々に話があるとは、かなり重要なことだろう。 「中尉、ヴィルケ中佐とお茶会ですか?」 僕「寝言は寝て言え。お前がウィッチに手を出したからこうなったんだ」 「いやいやいや、出してませんて人聞きの悪い」 僕「ならば良し。今から中佐の『お茶会』に行ってくる。紫電改の点検は任せた」 「了解、任せられました!」 剽軽な整備兵の頭を軽く小突いてから、襟を正して通用口へ向かう。 …そういや応接室はどこだったっけ。 ここの基地、元は誰かさんの城だから、何がどこにあるかわかんねぇよ… 応接室 散々迷って基地内をうろついた挙句、途中で会ったハルトマン中尉に 応接室の場所をかなり適当に教えてもらった。もちろんお代として飴を5つほどまき上げられた。 …割りに合わないガイド料金だったな。右と左を全部間違えてたし。 何とか応接室の前にたどり着き、襟を直して重厚な木製の扉をノックする。 「…どうぞ」 中から中佐の声。重い扉を引いて中へ入ると、すでに中佐が待っていた。 大理石のテーブルにはココアが置いてある。踵を合わせて敬礼。 僕「僕技術中尉、ただいま出頭致しました」 ミーナ「遠いところからご苦労様、座っていいわよ」 遠いんじゃない、迷ったんだ。 足を取られつつ毛深い上等な絨毯の上を歩き、格納庫の休憩室にあるオンボロソファが山ほど買えそうな これまた上等なソファに腰掛けると、腰が沈み込むのがわかった。 僕「…基地にいる隊員の好みも把握するのも、司令の仕事のようで?」 机に置かれたココアに目を遣り、中佐に尋ねた。 ミーナ「あら、中尉は甘い物が嫌いなの?」 僕「まさか。むしろ好物ですよ」 ミーナ「…宮藤さんが中尉は甘い物好きですよって教えてくれたわ」 カップを手にとって一口含んだココアで咽そうになったが、何とか飲み込む。 僕「…よくご存知で」 食えない人だ。ココアを飲みながら改めてそう思った。 19歳にして戦闘団のボス、人類第三位の撃墜数だったか。 それほどの肚と頭が無ければやっていけないのだろう。 ミーナ「それにシャーリーさんと音速を超えたいと聞いたけど?」 今度は心臓が止まりそうになった。 僕「まぁそうですが。なにせ予算が下りないので、折半で材料を買いましたよ」 別にこれくらいなら聞かれても問題は無い。 逆にここでお金が足りませんと言えば案外、予算が下りるかもしれない。 ミーナ「材料と言っても、ストライカーを一から作り上げる気なのかしら?」 僕「いや、今のところ外皮だけですよ。あとのパーツは払い下げでも買い取りますが いかんせんエンジンだけはどうしようもありませんね」 肩を竦めて答えた。 ストライカーの心臓部、魔導エンジンだけはコピーしようにも 使われてる金属材料の成分、工作精度まで簡単にコピー出来る代物ではない。 少人数なら尚更、手間も時間もかかる。 ミーナ「じゃあ、エンジンだけは他から流用する予定なの?」 僕「いいえ。お金が足らないからロールスロイス・グリフォンを下さい」 もちろん基地の予算で。言葉には出さずに付け加えた。 2000馬力超級のそれとシャーリーの固有魔法なら、レシプロでも音速突破ができるだろう。 ミーナ「まったく、扶桑の人って無茶を言うわね…一応こちらでも考えておくわ」 そう言って表情を緩め、今まで手に付けなかった紅茶を飲んだ。 僕「夢見る阿呆の戯言ですよ。何も見られないよりか、断然に良い。 ところで、僕をわざわざ呼んだのも何かあるのでしょう?」 両膝の上に両肘を置き、伸ばした手を組んだ。 まさか本気でお茶会をしてるわけではないだろう。 ミーナ「…ええ、中尉を呼んだのは世間話のためではないわ。 反攻作戦の指令があなた達にも届いているのよ」 すぐさま組んでいた手を解いて、両膝に乗せた。受令をお気楽に聞けるほど神経は太くない。 そして今までキナ臭かった空気が実態を持った。 ミーナ「命令。第501ストライカーユニット整備中隊は、対ネウロイ戦の反攻作戦において 扶桑艦隊の航空母艦に乗艦。作戦中、作戦後のストライカーユニットを整備、点検せよ」 そうか、もうそんな時期なのか。 今後の布石にもなりそうな作戦に参加すると聞いたものの、その程度の実感しか湧かない。 内容が衝撃的で、頭の中に過負荷が掛かった結果かもしれないが。 さらに中佐が続ける。 ミーナ「それに伴ない、同中隊からストライカーユニット担当の整備兵を22名 武装担当の整備兵を11名、指揮官1名を選出せよ、とのことです。何か質問は?」 僕「はい、2つほど。まず指揮官の選出の件ですが、本来なら先任が指揮官になりますが 現在入院中なので、僕がその指揮官に該当すると?」 ミーナ「そうね、階級順で順当に考えればあなたになるわ」 困ったな、初の実戦参加で指揮官か。指揮官の心得でも先任に聞いておけば良かった。 僕「…それと何故、その空母には整備兵が乗っていないのですか?」 聞いた瞬間に思いついた、不自然な点について訊いた。 艦載機を載せてこそ真価を発揮する航空母艦に、同乗しているはずの整備兵について 一言も言及されていないのはあまりにも不自然だ。 ミーナ「…それは機密事項です」 僕「なるほど、失礼致しました」 機密ならば仕方がない。何かとんでもない物でも戦線に投入するのだろう。 カップに残っていたココアを飲み干す。 自分で作るのもいいが、誰かに作ってもらうココアも良いものだな。 ミーナ「詳しい内容は後日、またお知らせします」 僕「了解です。一大作戦となれば、ストライカーの分解点検と再塗装も必要ですね」 ミーナ「…?点検はわかるけど、何故塗装する必要が?」 僕「生きて帰ってきて欲しいという願掛けですよ。 地上で這うことしか出来ない、地上員達のささやかな贈り物です」 剥げかけた塗装で出撃した機体と、塗装し直した機体で出撃した時の 帰還率を比較した詳しい数値的なデータはない。思い込みに近いものだろう。 僕「塗装の綺麗な方が、戦う方も気分が良いでしょうし」 一言付け加えカップを傾けるが、ココアを先程全て飲んだことに気づいた。 僕「…ココアのおかわりってあります?」 ミーナ「あらあら、美味しかったかしら?」 妙に大人びた笑みを浮かべて、コーヒーテーブルをコツコツと叩く。 すると、奥の扉が開いて バルクホルン「…失礼します」 珍しい人がワゴンを押して応接室へ入ってきた。主計科のコックではなく大尉か。 それぞれのカップへココアと紅茶を継ぎ足し バルクホルン「…失礼しました」 応接室の奥にある使用人用の小さな扉を開けて消えた。 意外な人選に言葉を失った。 ミーナ「意外そうな顔をしているようだけど、トゥルーデ、いいえバルクホルン大尉は 私の業務の補佐をしているのよ。だから、たまにこうやってお茶を淹れてくれるの。 おいしいでしょう?」 僕「ええ…」 継ぎ足されたココアを口へ運んだ。先任が以前「シフトの調節が云々」と嘆いていたのは 大尉の仕事にも関わっていたからだろう。自由気ままな先任とは、ソリが合わない気がした。 僕「…それでまだ何かあるようですが?」 カップを持ったまま中佐に訊いた。 まだ何か残っているはず。 ミーナ「ええ、あるにはあるけど…」 中佐が言うべきか言わぬべきか迷っているかのように、紅茶の入ったカップを回した。 攪拌されたダージリンの香りが漂う。 ミーナ「…ここから先は他言無用にしてくれるかしら?」 僕「わかりました」 ミーナ「…少佐の魔法力が少なくなっていることに、中尉は気付いてるの?」 ああ、だから自らのウィッチとして飛べる時間も削っているように見えたのか。 僕「…いいえ。ただ、今日少佐が帰還した際に、何となく変だとは思いましたが」 ミーナ「もう受け入れるしか無いのね……報告ありがとう。下がっていいわ」 諦めたように中佐が呟いた。 残ったココアを一口飲んでテーブルに置く。ソファから立ち上がり、敬礼。 真鍮色に輝くドアノブに手をかけ、重い扉を少し押したところで振り向き 僕「…バルクホルン大尉にお伝え下さい。ココア美味しかったですよ。ごちそうさまでした、と」 言い残して応接室から出ると、後ろで重い音を立てて扉が閉まった。 窓の外で太陽の朱が、名残惜しそうにして夜の紺に押し出されていた。 僕「猛き者も遂には滅びぬ、か…」 古文の一節を思い出した。少佐も、今さっき話していた中佐も、シャーリーも。 それまでに音の向こう側へ連れていけるだろうか。 僕「…急ごう」 まだ整備兵がストライカーの点検をしている頃だろう。 明日辺りに行う分解修理と再塗装の班分けを伝えるべく足早に格納庫へ向かうが 一度浮かんでしまった仄暗い予感を拭えなかった。 『前夜』へ続く